片桐夕子
片桐夕子
制服の下に、はちきれそうな成熟した肉体を秘めた女子高校生片桐夕子は、若い体育教師石田に淡い思いをいだいていた。バレー部の合宿の余暇で山登りした時、負傷してズブ濡れになった夕子を暖めてくれたのが石田だった。今思えばあの時が性を知る唯一のチャンスだったのかも知れない。以来夕子は未知の世界に好奇心が高まるばかりだった。翌日、真弓の自宅に誘われた夕子は、レスビアンを強いられ、乱交パーティーに加えられた。その醜悪さに嫌悪感をもよおした夕子は石田が恋しくなり石田のマンションに向ったが、そのエレベーターに待ち伏せていた三人の男たちに襲われ強姦されてしまう。心配した石田が駈けつけてきた時はすでに遅く、純潔を数欲の餌食にされた夕子の無残な姿があった。石田は傷ついた夕子を、いつか登った山に連れていくことを決心した。しかし、約束の当日、夕子はとうとう新宿駅に現われなかった。
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