まむしの兄弟 恐喝三億円:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
まむしの兄弟 恐喝三億円
まむしの兄弟 恐喝三億円
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まむしの兄弟 恐喝三億円

1973年9月1日公開、88分
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“まむしの兄弟”シリーズ六作目。二人合わせて前科四十犯の大貫緑をつけた、まむしの兄弟が、麻薬組織に喰い込み、麻薬Gメンそこのけの大活躍で組織を壊滅させるまでをコミカルに描く。脚本は「やくざ対Gメン 囮」の高田宏治、監督は脚本も執筆している「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」の鈴木則文、撮影も同作の鈴木重平がそれぞれ担当。

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ストーリー

久し振りに出所し、娑婆に出て来たゴロ政が神戸に戻って来たところ、勝が当り屋に失敗して入院していた。政は、勝をはねたのが、神洋交易の社長・李楊徳の娘麗花と知り、李をゆすって三百万円の見舞金を出させようと、ゴルフ場で李に凄んだ。ところが、ゴルフ場で李は、やくざ・安武とボールにつめた麻薬の取り引きをしていたのだが、それとは知らない勝がボールを持ち返ってしまったために、用心棒の広津建に三百万円の小切手を渡して二人を追わせた。しかし、広津はその小切手を政たちに渡さず、ボールを取り返した後に、着服してしまった。だが、翌日、政と勝が小切手を取り返しに殴り込んで来たことから、広津は着服したことを李に知られ、リンチを受けた。一方、小切手を手にして浮かれていた政と勝だが、フーテン女高生の甘い言葉に誘われ、折角の小切手を取られてしまった。そのころ、李と安武の間で、三億円にも及ぶ、麻薬の大量取り引きが進行し、大阪空港にゴルフボールに仕組んだ現物が香港から到着することになった。これを知った広津は、自分を野良犬とののしった李への報復から再び裏切って、三億円を一人占めにしようと計った。この企みに、広津に惚れこんでいる麗花と、広津に近親感を抱いている政と勝も加担することにした。国際線貨物取扱い所から積荷を積んだトラックに、麗花が、父の命令だと偽わって、勝を運転台に乗りこますのに成功し、トラックごと奪ってしまった。しかし、急報によって追いかけて来た安武組に、河原の堤防で包囲され激しい銃撃戦となった。政が片腕を撃たれながらも、ようやく広津との集合場所にたどりついた。麻薬を車に移し変えた広津は直ちに発進したが、安武組の執拗な追跡に逃げ切れず、遂に、広津、麗花とも銃弾に倒れた。二人の死を知った政と勝は、復讐を誓って、トラックを安武組へと突進させるが、丁度その頃、麗花を殺されて怒った李が、反対に安武に刺殺されていた……。

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作品データ

製作年
1973年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1973年9月1日
上映時間
88分
製作会社
東映京都


[c]キネマ旬報社