新諸国物語 黄金孔雀城(第三部・完結篇):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
新諸国物語 黄金孔雀城(第三部・完結篇)
新諸国物語 黄金孔雀城(第三部・完結篇)
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新諸国物語 黄金孔雀城(第三部・完結篇)

1961年4月9日公開、55分
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スタッフ、キャストは「新諸国物語 黄金孔雀城 (第一部・第二部)」に同じ。北村寿夫のNHK連続放送劇の映画化で、四部作。「江戸っ子肌」の結束信二が脚色し、「あばれ駕篭」の松村昌冶が監督した。撮影は「鉄火大名」の松井鴻。

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ストーリー

◇第三部 火打丸以下十三騎は、竜神太郎の妖術によって焼き殺されようとするが、火打丸が孔雀の勾玉を空にかざすと、焔が消え失せた。この頃、人恋山では黒冠者から紅菊が孔雀の鏡を持っていることを知らされ、さらに火打丸も同志の一人であることを聞かされ、共に力を合わすよう心に誓った。しかし、たたりの妖術を受けた紅菊、黒兵衛、又四郎の三人は左近を殺すため人恋山に向っていた。白菊は東山の別邸で弾正の意に従おうとしていたが聞えてきた笛の音に本心をとり戻した。笛の主は勘助だった。だが悪夢からさめた白菊は、弾正に反抗したため牢に入れられた。左文字は、時雨丸の音がたたりの術を破ることを知り、勘助を人恋山へ急がせた。しかし、勘助より先に着いた紅菊らは、迎える左近に向って斬りつけたのだ。空からは玄九郎が天狗党とともに襲いかかった。この時勾玉をかざした火打丸が駈けつけ危機を脱した。だが紅菊ら三人と左近は、玄九郎らに呪いの島にとじこめられた。この場に左文字が現われ、時雨丸がたたりの術を破ることを知らせた。左文字はこの後、家に帰って子分の万太郎としのぶを人恋山に向わせ、さらに弾正の牢に忍び入って白菊を救い出した。途中、玄九郎、たたり姫に襲われたが、万太郎が通りかかった。風にのった万太郎の叫びに、左文字、黒冠者、火打丸が現われた。が、権太夫も輩下の軍勢と周囲をとりまいた。一方、呪いの島に閉じこめられた一同は小舟にのって脱出しようとするが、竜神太郎の妖術によって海が荒れはじめた。 ◇完結篇 権太夫の軍勢が襲いかかろうとした時、伝令が駈けつけ弾正の命令を伝えた。権太夫は代官所に引き上げた。弾正は将軍の兵が謀叛軍鎮圧のため出揃っているのを機に、一気に将軍を倒し、天下をわが手中に収めんものと権太夫の軍勢を呼び戻したのだ。一方、左近、紅菊らは海岸にうち上げられたが、漁師源左衛門一家に助けられた。弾正は将軍の御所を襲撃、一方では玄九郎、竜神太郎、たたり姫を人恋山に向わせ、黒冠者らを一挙に倒そうと図った。時雨丸の法力に見破られたたり姫は黒冠者に倒された。たたり姫から左近の宝刀を取り返した一同は山を出発、勘助は時雨丸を吹いて左近らを呼び寄せようとした。左近らは人恋山に向っていたが、その途中、又四郎が正体不明の軍勢に捕らえられた。左近は又四郎の救出に向うが、軍勢の大将と対面する。その青年武将は小田上総介だった。上総介は左近と父四郎の通行を許し、妖術師が一同を狙っていることを教えた。妖術師の正体は、玄九郎と竜神太郎だったのだ。左近と又四郎は急ぎひき返して、紅菊らの危機を救い、上総介との再会を約して人恋山へ着き、勘助たちから黒冠者、火打丸の出陣を聞き、都に向って馬を走らせた。火打丸、黒冠者たちは一挙に弾正、権太夫らを倒さんと、弾正の屋敷を襲撃する。さらに左文字も勘助も、そして上総介の軍勢も弾正の屋敷に向って急ぎ、最後の決戦の幕はここに切って落された。都の夜空を朱に染めての虚々実々の決戦が続けられた。最後に黒冠者、左近、火打丸、左文字ら孔雀の秘宝をかざした剣と忍術が、玄九郎、竜神太郎らを駆使する弾正、権太夫一派の妖術を破ったのはいうまでもない。

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作品データ

原題
Golden Peacock Castle (Part 3.4)
製作年
1961年
製作国
日本
配給
東映
初公開日
1961年4月9日
上映時間
55分
製作会社
東映京都


[c]キネマ旬報社