完全犯罪(1936):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
完全犯罪(1936)
完全犯罪(1936)
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完全犯罪(1936)

1936年公開
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「黄金(1936)」「罪と罰」のエドワード・アーノルドの主演する探偵映画で、レクス・スタウトの原作を「悪魔の襲撃」に協力したハワード・J・グリーン、「無法地獄」に協力したブルース・マニング、「片道切符」に協力したジョセフ・アンソニーの3人が相寄って脚色し、「片道切符」と同じくハーバート・J・ビーバーマンが監督、ヘンリー・フロイリヒが撮影した。助演者は「オペラ・ハット」「意気な紐育っ子」のライオネス・スタンダーを筆頭に、「悪魔島脱出」のヴィクター・ジョリー、ジョーン・ペリー、「男装」のデニー・ムーア、ラッセル・ハーディーー、ジョン・クェーレン等の人々である。

ストーリー

私立探偵ニロ・ウルフは年中、家に閉じこもってビールばかり飲んでいるという変人であった。ところが、彼の愛好のビールを作る南米生まれのマリアの兄が行方不明となった。その前日は、ゴルフ場でバースト教授が心臓麻痺(と診断された)で急死した。ウルフはこれが同一犯人による殺害と睨んで助手のアーチーを駆け回らせて犯人捜査に着手した。教授の死因は、クラブ員キムボールのゴルフクラブを使ったところ、このクラブから毒針が発射されて彼を刺したことである。ところが、このキムボールの運転手というのが数日後に、南米産の毒蛇に噛まれて死んだ。はるか以前、南米でこのキムボールの妻というのがバーストウ夫人の前の夫ヘンダスンと親密があり、そしてキムボールの妻が誰かに殺害されたという事件がある。キムボールにも疑いはかかったが、ヘンダスンが同時に行方不明となり彼が犯人として認定されて当時この事件は終わっている。そこで今度の事件の容疑者は次の人々となる。ヘンダスンが殺されたと信じキムボールを仇と憎むバーストウ夫人、同じくその娘エレン、母を殺したのは父だと考えかねないキムボールの息子のマニュエル、キムボール父子のため南米でゴルフ指南の職を失ったエレンの恋人ロバーツ、それから、もしヘンダスンが生きていればこのヘンダスン、これらの人である。だが、当のキムボールにしても実はバーストウ夫人を憎んでいたのだから、犯人は案外彼かも知れない。この複雑な関係にあって、ウルフの推理と捜査とはよく事実を追究し、真の犯人はマニュエルであり、彼が母の仇として父を殺そうとしていたのであることを突き止めた。そして、ウルフはさらに辞職して結婚生活に入ろうとしたアーチーを巧みに引き止めて次の犯罪事件の探査に着手する。

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作品データ

原題
Meet Nero Wolfe
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
コロンビヤ支社輸入
初公開日
1936年
製作会社
コロンビヤ映画


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