鶴田浩二
国分銀次郎
「兄弟仁義」でコンビの村尾昭がシナリオを執筆、山下耕作が監督した仁侠もの。撮影は「続・おんな番外地」の星島一郎。
ストーリー
昭和八年、関東若松会は香港の水飢饉を解消しようと浄水場建設工事を進めていた。だが、水を高く売って利益を得ている香港の不良外国人グループ和合会は工事を妨害し、その上現場監督に派遺されていた若松会傘下の親分田原伊蔵を殺害した。殺したのは和合会唯一人の日本人三神だった。かわりに工事を続行させるべく、国分銀次郎は夫婦約束した加代を残して香港に渡った。彼の最初の難関は労働者を集めることだった。労働者を支配する神風会の親分鄭が日本人を憎んでいたのだ。ある日、和合会の水が原因でスラム街でチフスが発生した。銀次郎は率先して看病にあたったが、弟の勝治は感染してしまった。鄭の妹で看護婦の秀怜は、身の危険を省りみない銀次郎に感謝した。そして鄭も少しは協力するようになり工事は進んでいった。だがある日、銀次郎は、三神が殺した鄭の子分魯達殺しの濡れ衣を着せられた。一方勝治は三神を怪しいと睨んで和合会に殴り込みをかけたが、逆になぶり殺しにされてしまった。その有様を見た三神も、さすがに良心が痛んだ。また鄭は、鞭をうたれながら静かに無罪を主張する銀次郎の男らしさにうたれ、誤解を解いて謝るのだった。こうして鄭の協力を得て、工事は完成し、銀次郎たちは祝盃をあげた。しかし、和合会は黙っていなかった。そして浄水場爆破の計画を立てたが、もう悪事に堪えられなくなった三神は逃げ出した。だが、機関銃で射たれ、やっとたどり着いた神風会事務所で爆破計画を告げると息絶えた。鄭は若松会をまきこみたくなかったが、銀次郎は勝治の仇を討とうと殴り込みに加わった。そして機関銃を持つ和合会と悽惨な死闘を展開し、ついに和合会一味を倒した。だが、鄭は死んだ。そして銀次郎も和合会生き残りの者に波止場で射たれてしまった。ちょうど日本行きの船が出ていくところだった。
キャスト
富司純子
加代
丹波哲郎
三神徹
揚群
鄭世傑
朱沙
秀怜
内田朝雄
若松和三郎
大木実
田原伊蔵
今井健二
国分勝男
山本麟一
村居常治
遠藤辰雄
チャン
ハロルド・コンウェイ
スミス
レイ・リチャーズ
ブラウン
テリー・ファンスワーズ
チャーリー
ユージン・Ｒ・ビーンズ
ヒムラー
オスマン・ユセフ
ビル
関山耕司
杉山音松
日尾孝司
島岡芳市
北川恵一
富本正平
野口泉
須賀恭助
久保一
石黒新之助
滝島孝二
久保照男
志摩栄
増田
片山滉
宮原
内藤正
広瀬
植田灯孝
樋口
山之内修
大友
曽根晴美
史進
八名信夫
魯達
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 1966年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 大映
- 初公開日
- 1966年6月19日
- 上映時間
- 92分
- 製作会社
- 東映東京
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
ドゥエイン・ジョンソン＆クリス・エヴァンス出演『レッド・ワン』の見どころをたっぷり紹介。
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
