加山雄三
須山保
「沈丁花」の松山善三がシナリオを執筆、「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」の本多猪四郎が監督した青春歌謡もの。撮影は「パンチ野郎」の宇野晋作。
設計技師須山保は父の経営する造船会社で働いているカッコいい青年。目下、保には縁談があるが、彼はその気になれない。というのは、エンストした保のスポーツカーを押してくれた露木昌子が忘れられないからだ。昌子は何処に勤めているとも言わずに立ち去ったのだが、保は彼女がホテルのウェイトレスをしているのを偶然見かけ、それ以来、両親の勧める縁談には耳もかさない有様。ただ、兄思いの妹葉子はそんな保のためにプロポーズ作戦を練る。ところで昌子はタクシーの運転手野呂高生と親しい。だから、葉子の作戦通り保がホテルの裏口で昌子を待っていると、野呂が彼女を連れ去っていくという具合で、保の歩が悪い。そこで葉子は、タクシー会社へ野呂を指名して遠出させ、その間に保が昌子と会うという計画を立てたのがまんまと成功。保は昌子に愛を打ち明け、恋人に立候補した。昌子は迷った、野呂も好きだし、保の熱烈なプロポーズにも心を動かされる。一方野呂は魚屋の娘つね子から愛を打ち明けられたが、昌子を愛していると断る。そんなある日、保の両親は昌子の存在を知り、ホテルの支配人を通じて昌子をクビにしたが、それを知った保は驚いて昌子の許に飛んでいった。昌子はその保にはっきりと言った。「あなたのプロポーズは突然飛び込んで来た幸福みたいで落ち着かない。身分相応の野呂さんが自分にはふさわしいと思う」そう言われた保はきっぱりと昌子との結婚を諦め二人を祝福した。ある天気のよい一日、ヨットを走らせる保と葉子の姿が湘南の海に見られた。
須山保
祖父
父義介
母良子
妹葉子
露木昌子
母みね
妹敏子
妹光子
野呂高生
野呂道夫
魚正の娘つね子
魚勝
ジンタン
ホテルの社長
昌子の友達邦子
昌子の友達照子
昌子の友達弓子
昌子の友達君子
昌子の友達とみ子
昌子の友達久子
昌子の友達すみ子
昌子の友達幸子
昌子の友達つぎ子
なんでも屋のおばさん
東京タクシー課長
東京タクシー会計係
東京タクシー藤田
体操の先生
タクシーの客l
タクシーの客2
タクシーの客3
保の友達黒川
ボーイ長
タクシーの運転手
監督
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
合成
助監督
製作担当者
整音
スチル
記録
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