喜劇 大風呂敷:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
喜劇 大風呂敷
喜劇 大風呂敷
-

喜劇 大風呂敷

1967年9月14日公開、85分、コメディ
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「二人の銀座」の才賀明がシナリオを執筆し、「赤いグラス」の中平康が監督したコメディ。撮影は「陽のあたる坂道(1967)」の高村倉太郎。

ストーリー

砲弾飛びかうべトナムの戦場に、いままで第二次大戦の終結を知らなかったという大野馬六が現われ、米兵をあきれさせた。馬六はそこにいた日本人工作隊員で大工の吉三の娘友子を、博奕のカタに押しつけられたが、淡路島にいるかつての恋人秋代を思い出して、急ぎ日本に帰った。馬六は友人の牛松、母親のコマに迎えられて故郷の土を踏んだ。しかし、秋代は島一の醸造元島野健一と結婚していた。島野は淡路島を君主国家にしようという独立運動を起している真っ最中だった。落胆した馬六は、金を貯めて秋代の住む淡路島を買うという、途方もない志を抱いて上京した。銀座に出た馬六はボロ儲けの職さがし中、オンリーのあけみのマンションで馬賊仲間のバクダンこと松田と会った。早速、馬六はナイトクラブを経営するバクダンから洋酒の空ビンを譲り受け、ニセ物の中味の入った洋酒を高く売り捌いた。次に始めたのが、米人トムソンの話から、米軍が日本占領時代に隠した火薬を秩父の山奥で探し出すことだったが、これは失敗した。そのためニセ洋酒で儲けた金を使ってしまった馬六だったが、たまたま帰国していた吉三の大工仕事を手伝うことになった。ちょうど吉三は昭和製薬の社宅造成の大仕事を青井建設に横取りされて弱っていたところで、馬六が昭和製薬の会長の別荘を台風から守って社宅造成を任されることになると馬六を自分の二代目にした。馬六は持前の積極性を生かして、たちまち大馬住宅カンパニィという看板を掲げたビルを建てるほどになった。半年ほど経たある日、コマ危篤の電報を受けた馬六は淡路島に帰った。島野はすっかり落ちぶれて醸造会社は人手に渡り、秋代も苦労していた。それを見た馬六は、買えるだけの土地を買って秋代と島野の二人にプレゼントすると、再び砲弾の雨降るベトナムの戦場の中に帰っていった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The Free Island
製作年
1967年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1967年9月14日
上映時間
85分
製作会社
日活
ジャンル
コメディ


[c]キネマ旬報社