久保明
山辺克男
「キングコングの逆襲」の馬淵薫と本田猪四郎が共同で脚本を執筆し、本田猪四郎が監督した怪獣SFもの。撮影は「落語野郎 大爆笑」の完倉泰一。なお、特技監督には円谷英二と有川貞昌が共同で担当している。1972年12月17日より、74分の短縮版が「ゴジラ電撃大作戦」と改題の上、「東宝チャンピオンまつり」にて公開。
二十世紀の終り。地球上の怪獣はすべて、小笠原諸島周辺の海洋牧場の怪獣ランドに集められ、コントロール・センターの研究材料になっていた。ある日、怪獣ランドが不思議な霧につつまれ怪獣が、その恐暴性を発揮したのだ。世界中の各首都が、ゴジラ、モスラ、バラゴンによって破壊されようとしていた。この非常事態に対処すべく命令された日開発基地のSX3号は、機長山辺の指揮の下に地球に帰ってきた。しかしコントロールセンターの大谷博士や技師真鍋克子は、キアラク星人にリモート・コントロールで動かされていたのだ。白衣の美女の姿をしたキアラク星人は地球征服を目ざし、怪獣ランドを占領、怪獣たちを自由に繰っていたのだった。山辺たちは大谷博士を奪還したが、博士はそのまま死んだ。一方、克子はキアラク星人の手先となって怪獣操縦機を持って東京に姿を現わした。山辺はそんな克子のつけている耳輪がキアラク星人のリモコン装置と見破り、これを外して克子を地球人に戻してやった。また地球の科学陣も必死にキアラク星人の前線基地の所在を探し、それが月面の“カッシー噴火口”にあることをつきとめた。山辺は早速SY3号で月に向った。SY3号の装備している強力なメーサー掘削機で、山辺たちは高温に保たれているキアラク星人の基地を破壊した。そのとたんに、キアラク星人は岩石化してしまった。彼らの生存にとって高温は絶対条件だったのだ。そのころ地球でも怪獣の操縦装置が発明され、ゴジラたちはキアラク星人たちの操縦するキングギドラと凄絶な闘いをくり展げた。やがて、キングギドラを倒したゴジラたち怪獣は再び怪獣ランドに帰っていった。
山辺克男
吉田博士
スチーブンソン博士
真鍋杏子
白衣の美女
大谷博士
岡田
西川
杉山警備司令
多田参謀少佐
若い科学者
電子顕微鏡室の技師
月基地の技師
老年の農夫
巡査
病院の医師
記者A
記者B
SY3号乗員技師A
SY3号乗員技師B
SY3号乗員技師C
SY3号乗員技師D
国際警察刑事A
国際警察刑事B
国際警察刑事C
将校A
将校B
コントロールセンター所員A
コントロールセンター所員B
コントロールセンター所員C
コントロールセンター所員D
指揮車の兵
白衣の美女A
白衣の美女B
白衣の美女C
白衣の美女D
白衣の美女E
白衣の美女F
白衣の美女G
白衣の美女H
ゴジラ
ミニラ
キングギドラ
監督、脚本
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
特技監修
特技監督
特技撮影
特技撮影
特技美術
光学撮影
特技照明
合成
合成撮影
操演
石膏
助監督
特技助監督
スチル