お染半九郎(1952):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
お染半九郎(1952)
お染半九郎(1952)
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お染半九郎(1952)

1952年7月9日公開、94分、時代劇
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脚本監督ともに「西遊記(1952)」の冬島泰三、撮影は「魔像(1952)」の石本秀雄が担当している。「鞍馬天狗 天狗廻状」「月形半平太(1952)」の北上弥太朗がいよいよ本格的な主演として出演し、新人谷鈴子を相手役に、花柳小菊、喜多川千鶴、井川邦子、夏川静江、市川小太夫等のベテランが助演している。

ストーリー

京都所司代松平和泉守の家老水野宗右衞門に清廉な気骨を買われた浪人菊池半九郎は、めでたく仕官することができた。侍でなければ夜も明けぬ母の喜びは非常なものだったが、勤め先では組頭小堀中務を中心として賄賂が公然と行われ、乱れきっていた。半九郎が宴席で小堀に手込めにあっているお染を救ったことから、彼に対する小堀の態度は険悪となり、その場は姉芸者お妻の裁量で治まったが、それ以来事あるごとに圧迫を受けるようになった。半九郎の苦境を知った母は密かに賄賂を小堀に送ったが、逆に小堀に公開され嘲罵された。このため母は息子への申し訳に自害した。一方お妻は半九郎に恋心を抱いていたが、お染の気持ちを知り諦める気になった。しかしそのお染も遂に小堀に根引きされることとなった。小堀は上機嫌で半九郎の母の葬式に来て、またも嘲罵した。耐えに耐えてきた半九郎の憤怒も遂に爆発し、「斬奸状」を叩きつけて彼ら一味に血の雨を降らし、やっと鳥辺山の母の墓地にたどり着いた。そこには小堀の元から逃げてきたお染の姿も見えた。二人は心中を決意するが、水野和泉守の情けあるはからいで救われるのだった。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1952年7月9日
上映時間
94分
製作会社
松竹・京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社