月形半平太(1952):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
月形半平太(1952)
月形半平太(1952)
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月形半平太(1952)

1952年5月29日公開、102分、時代劇
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製作は「魔像(1952)」の小倉浩一郎に市川哲夫が協力し、行友李風の原作から、やはり「魔像(1952)」の鈴木兵吾が永江勇と共同で脚色、「薩摩飛脚(1951)」を第一回作品として監督となった内出好吉の第二回作品である。撮影は「鞍馬天狗 天狗廻状」の片岡清である。出演者の顔ぶれは「水戸黄門漫遊記 地獄谷の豪族」の市川右太衛門、「箱根風雲録」の山田五十鈴、「鞍馬天狗 天狗廻状」の美空ひばり、北上弥太朗の他、喜多川千鶴、夏川大二郎、海江田譲二、戸上城太郎など。

ストーリー

京都円山で雨宿りをしていた祇園の芸妓染八は、折から来合わせた長州藩の志士月形半平太の立派な姿に心を惹かれた。半平太はその後三條河原で桂小五郎と薩長土三藩連合による倒幕を策し、その帰り路の橋上で、会津藩の早瀬辰馬という青年武士と知り合い、お互いに好感を持った。数日後、見回組の先頭に立って半平太の下宿を襲った辰馬は、そこではじめて先日の橋上の人物が何者かを知った。半平太はその場をのがれ、彼の身を案じている芸妓梅松や舞妓の雛菊の許へ姿を見せたが、そこにも目明かしの眼が光り、自身の身辺の追求が激しくなったことを知った。辰馬は隊長奥平が、舞妓の雛菊に半平太の居処を白状させようとせめ立てる様子を見て、彼女をかばったことから、奥平と対立、危く討たれようとしたとき半平太が現れて、かえって奥平を切って捨てた。奥平に世話になっていた染八は、旦那の仇討ちをするため半平太を陥れようとするのだが、最後にはその男らしい姿に思わずこれをかばって短刀で肩をさされてしまった。そして半平太の手厚い看病を受け、時代の正義に生きる彼を愛するようになった。梅松はそうした染八を嫉妬したが彼に寝がえりを打った長州藩士と新撰組の術策とも知らず大乗院へ乗り込む半平太に梅松を秘かに会わせてやったのは染八であった。雛菊のとどけた西郷の手紙で半平太の危険を知った辰馬をはじめ、はじめて半平太の正しさを悟った長州藩士たちが駆けつけたときは、しかし、すでにおそく、急をきいて来た染八や梅松の幸福を祈りながら、いさぎよく散って行ったのだった。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1952年5月29日
上映時間
102分
製作会社
松竹・京都
ジャンル
時代劇


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