曲馬団の魔王:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
曲馬団の魔王
曲馬団の魔王
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曲馬団の魔王

1954年1月3日公開、84分、サスペンス・ミステリー
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「逆襲!鞍馬天狗」の玉木潤一郎企画の“多羅尾伴内シリーズ”第六話で「鬼伏せ街道」の比佐芳武のオリジナル・シナリオから「憧れの星座」の佐々木康が監督した。撮影は「快傑黒頭巾(1953)」の三木滋人、音楽は「風雲八万騎」の吉村正志である。出演は「鬼伏せ街道」の片岡千恵蔵、「一等女房と三等亭主」の轟夕起子、「浮気天国」の宇佐美諄、「東京物語」の三宅邦子など。

ストーリー

五年前、園地きみ子は生んだ子供の血液型が違うのを理由に目賀田重義から離婚された。私立探偵多羅尾伴内はこの一件を怪しいと見て探索をするうち、あるサーカスに殺人事件が起った。殺されたのは直子という女で、容疑は蛇使いで口がきけない赤沼にかけられたが、つづいて第二第三の殺人事件が起り、直子の夫、更に容疑者赤沼が殺された。この間に伴内は変装してサーカスに潜入し、そこに出演しているマミー・江川という子供の血液型が目賀田やきみ子と同じ型であることを確めた。そして赤沼の死体から手紙を見つけ出した伴内は変装してきみ子が子供を産んだ高野医院を訪れ、きみ子のカルテと同時に、殺された直子のカルテを見つけ出した。直子はきみ子と同じ頃出産していたのだった。これにヒントを得た伴内が目賀田邸にのりこむと、目賀田の女中山川ミツが遺書をかいて自殺していた。容疑は目賀田重義にかかった。そのころ目賀田ときみ子はそれぞれ本当の子供にひき合わせるからとサーカス場に呼び出され、目賀田は覆面の男女から強要されて後妻浜子に財産をそっくり譲る旨の遺言状に署名させられた。覆面共は更に目賀田を殺そうとし、きみ子や今は実の子と判ったマミーをも殺そうとしたが、その時ヘリコプターの爆音がして空から伴内が現れ、子供すりかえ事件は後妻浜子一味の陰謀であることをあばいた。警官隊もかけつけ烈しい銃撃戦の後、目賀田、きみ子、マミーの三人は救われた。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
初公開日
1954年1月3日
上映時間
84分
製作会社
東映東京
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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