平手造酒(1954):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
平手造酒(1954)
平手造酒(1954)
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平手造酒(1954)

1954年10月19日公開、105分、時代劇
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「国定忠治(1954)」「沓掛時次郎(1954)」に次ぐ日活の新国劇総出演映画。製作、脚本、監督は「国定忠治(1954)」と同じく星野和平、菊島隆三滝沢英輔で、「風立ちぬ(1954)」の三村明が撮影に当った。辰巳、島田以下の新国劇に加えて、「学生心中」の宇野重吉、「ママの新婚旅行」の山田五十鈴と南寿美子、「三つの愛」の山形勲等が出演する。

ストーリー

千葉周作の師範代山部幾之進との立合いに、平手造酒は一本を先取しながら喀血のため勝を譲った。数日後二人は路上で相対して真剣を抜き、造酒は山部を漸り、道場を破門された。酒と女と脅喝のすさんだ日々を、彼は下総笹川在に送っていた。酒屋の息子仙太郎は、愛する娘みよの忠告もきかず、やくざを気どって繁蔵一家に出入りしていたが、助五郎一家の者達を蹴ちらした造酒を仲間に入れようとする。造酒はそれを聞入れなかったが、ふと知りあった旅の女お吟に心をひかれた。喀血して道に倒れた造酒を、繁蔵は用心棒に雇い、延命寺の離れで静養させた。病に苦しむ彼も、お吟の手厚い看護で、次第に健康を取り戻した。或る日、殺された山部の弟平八郎が造酒を狙ったが、危くその難を免れた。その同じ日、お吟の昔の夫朝吉が刑期を終えて彼女を訪ねた。お吟の心が完全に造酒のものであるのを知りつつ、彼はなお女を帰してくれと泣いて頼むのだった。嫉妬と不安に心乱れた造酒は朝吉を斬りすてた。お吟は家出し、造酒は再び病の床に倒れた。そのころ繁蔵一家は助五郎一家と出入りが起り、造酒は狂ったように相手を斬りまくった。争いの最中に彼は助五郎の用心棒近藤彌市に合った。近藤は造酒と争いをさけ、お吟が渡し場にいる事を教える。造酒には再び生きる希みが明るく湧いた。だが時すでに遅く、不覚にも背後から槍でさされ、重傷の体でお吟を求めてよろめきつつ、辿りついた流れの中に死んで行った。

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作品データ

製作年
1954年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1954年10月19日
上映時間
105分
製作会社
日活
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社