悪魔の囁き:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
悪魔の囁き
悪魔の囁き
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悪魔の囁き

1955年5月31日公開、91分
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植草甚一の原案により「のんき裁判」の川内康範が脚本を執筆、「一寸法師(1955)」の内川清一郎が監督するスリラー。撮影は「春色大盗伝」の河崎喜久三、音楽は「猿飛佐助」の大森盛太郎の担当である。主なる出演者は「慈悲心鳥」の中山昭二、「のんき裁判」の角梨枝子、筑紫あけみ、上原謙(母の曲)、子役に二木まこと、二木てるみのほか、荒川さつき、細川俊夫など。

ストーリー

イヤホンによる囁く男の犯罪が全都を恐怖に包んでいた。大山晴久は幼稚園を経営し、妻なき後子供のマコトと暮していたが、離れには大山が何かと面倒を見ている平田が居り、平田は幼稚園の先生である久美陽子と恋仲であった。ところが或る日、幼稚園からアパートに帰って来た陽子は、突然背後から何者かに掴まれた。何も知らぬ平田はその頃陽子と約束の喫茶店で待っていたが、ボーイが持って来た陽子からの手紙を見て蒼くなってアパートへ駆けつけた。しかし陽子の室は空であって、隅に木箱に入ったイヤホンがあった。そのイヤホンは平田に、彼の勤める博物館にあるチベットの古仏像を持って来る様に命じた。囁く男の残忍性を恐れた平田は、陽子を救い出す一念で、その古仏像を盗み出し指定された新宿駅西口へ持って行った。そして約束通り陽子はアパートへ帰されたのであった。しかし平田は行き違いになって陽子に会うことができず、囁く男に云われた「アルル」という美容室に行ったが、そこで妖艶な美容師朝子に籠絡され彼らの一味にされかかった。だが美容院に働く谷あき子という女性の殺害をはじめ、囁く男の残忍さは益々その極に達し、遂に平田もそれへの挑戦を決意した。だが遂に彼の前に姿を現わした囁く男とは、師とも仰ぐ大山だったのである。月島桟橋で二人は対決した。見つめる陽子と朝子、路上に展開する死闘、そして最後にキャデラックに乗った大山は列車に衝突して自滅したのであった。

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作品データ

原題
Whispers of the Evil
製作年
1955年
製作国
日本
初公開日
1955年5月31日
上映時間
91分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社