柔道流転:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
柔道流転
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柔道流転

1955年10月18日公開、93分
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明治時代、柔道に志して上京した青年が遭遇する種々の危難と恋の傷手に屈せず苦汁し精進する姿を描く。古賀残星の原作『天才永岡十段』より「姿三四郎 第一部(1955)」のコンビ・青木義久と窪田篤人が共同脚色し、「悪魔の囁き」の内川清一郎が監督、「りゃんこの弥太郎」の岩佐一泉が撮影を担当した。主なる出演者は「身代り紋三 地獄屋敷」の若山富三郎、「赤城の血祭」の田崎潤、「花ひらく(1955)」の若山セツ子、「リオの情熱」の安西郷子、「王将一代」の沼田曜一、中山昭二など。なおこの映画は二部作で続編の題名は「黒帯無双」。

ストーリー

明治のなかば、長州萩の起倒流柔術和田道場で、その日県下の柔道大会に優勝した高岡修介をかこみ、親代りの師範和田権三郎はじめ門人たちが祝宴をはっていると、相馬七五郎という柔道家が他流仕合を申し込んで来た。門弟や修介を総甜めにした相馬は、過去の小乗的な柔術を集大成し、それに大乗的な新しい生命を吹きこんで柔道と呼ぶ東京の紘道館には、自分など若輩の及びもつかぬ高段者が何人もいるといった。修介は相馬から紹介状を貰い、和田の息子で弁護士志願の継男と上京して紘道館の門を叩くが、相馬とは宿敵の大垣五段らに阻まれた。その帰途、聖橋の近くで沖縄人比嘉広之進とやくざの喧嘩を仲裁したことから、比嘉の娘奈津代と知った。その後、相馬の親友磯谷のとりなしで紘道館に入門を許された修介は料亭「那覇」で、これも首尾よく入学できた継男と喜びをわかち合うのだった。その別室では大垣一派が広之進と政府首脳部暗殺の密議をこらしていた。やがて紅白大会の当日、修介は十四人の相手を屠って一躍二段に昇進した。その夜、谷本農務卿が暗殺され、警官に追われる広之進の姿を道場帰りの修介は目撃した。つづいて星島内務卿も殺された。暗殺者が広之進だと知る修介は、ある夜牛ヶ淵で大垣一派の暗討にあい重傷を負うが、彼を追って上京した相馬と、馬車に乗った美しい令嬢小野早苗に助けられた。

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作品データ

原題
Judo Story
製作年
1955年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1955年10月18日
上映時間
93分
製作会社
新東宝


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