美しき母:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
美しき母
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美しき母

1955年12月4日公開、98分
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林房雄の原作を「飛燕空手打ち 三部作」の浄明寺花子が脚色、「かくて自由の鐘は鳴る」の熊谷久虎が監督、「初恋三人息子」の山田一夫が撮影を担当する。主なる出演者は「ノンちゃん雲にのる」の原節子、「心に花の咲く日まで」を監督した佐分利信、「大岡政談 人肌蝙蝠」の多々良純、「旅路(1955)」の小杉義男など。

ストーリー

日出夫は九州のある小都市の回船問屋の子供だが、父が鉱山に手を出して失敗したので、母の光代と昔女中だった喜代の家に厄介になることになった。光代は製紙工場の女工として働き、日出夫は師範附属の小学校へ通った。同級に大川製紙工場の社長の息子宗一がいた。苦しい生活にもめげず、母は懸命に働き、日出夫は勉強に励んだ。夏休みのある日、裏山でスケッチしていると宗一の姉藤子が来て、日出夫の絵が上手なのをほめ、絵燈篭というガラスに絵具で絵を描くアルバイトを紹介してくれた。そのお金で受験の参考書を買い、むさぼるように読んでいると、思いがけなく父の富太郎が声をかけた。鉱脈を掘り当てる夢を捨てきれない父は、金策のため、鉱山から降りて来たのだった。光代は富太郎が帰って来たことを喜んで酒を出した。だが酒が回った頃、日出夫は母を叱る父の声に眼を醒まして「お父さんのバカ!」と母をかばった。富太郎は家を飛び出したきり戻って来なかった。翌年の春、中学の入試が迫る頃、富太郎のことが詐欺罪か?と新聞に報ぜられた。光代は夫に会って確かめたい一心から山へ登ったが、富太郎は留守だった。帰ると、日出夫が足に怪我をしていた。その夜、藤子と一緒に工芸店主が訪ねて来て、富太郎は三百代言にだまされていることが判った。入学試験の朝、富太郎の危篤を知らせる電報が来た。光代は足の不自由な日出男を背負って試験場へ行き、宗一につき添って来ていた藤子に日出夫を托し、大阪の富太郎のもとへ向った。やがて合格者発表の日、大阪から「父快方に向う」の吉報が届いた。

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作品データ

原題
Image of Mother
製作年
1955年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1955年12月4日
上映時間
98分
製作会社
東宝


[c]キネマ旬報社