悪の報酬(1956):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
悪の報酬(1956)
悪の報酬(1956)
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悪の報酬(1956)

1956年1月8日公開、84分
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久々の陶山鉄と「三つの顔」の共同脚色者の一人、舛田利雄が共同で脚本を書き、「志津野一平 愛欲と銃弾」の野口博志が監督、「江戸一寸の虫」の永塚一栄が撮影を担当した。主なる出演者は「続・警察日記」の伊藤雄之助、三國連太郎、日高澄子、「人生とんぼ返り(1955)」の水島道太郎、「月がとっても青いから」の菅井一郎、「乳房よ永遠なれ」の坪内美詠子など。

ストーリー

刑期を終え、刑務所の門を出た荻原良助は妻の房と、警視庁の剣持刑事から廻されたという車に乗り込んだが、本物の剣持刑事が来たのはそれから数分後のことである。赤坂附近の濠に房の死体が上って、警視庁捜査第一課は色めきたった。剣持刑事はその夜ガソリン・スタンドの主人で碁敵の栗橋を訪ねた。栗橋夫妻は孤児救済に尽力する篤志家で、勇一と晴美のほかに養女桂子がいる。平和に暮らす彼の頭痛のタネは義弟功が悪い仲間とつき合っていることだ。同じ夜、不良仲間の立話を盗み聴いて彼らの親分太田という人物に眼をつけた剣持は、キャバレー「黄金馬車」に忍び入るが、その地下室に銅版職人の荻原が監禁され、贋造ドル紙幣を作っているとは夢にも知らなかった。謎の男太田のコップを手に入れた剣持は指紋を調べたが、前科者に該当者がなく、太田の正体は依然として不明だった。翌日の正午、太田の情婦典子と手下の俵藤は香港から到着した麻薬密輸団の首領ハーゲンを羽田空港に迎えた。彼は暗黒街のボス南郷に麻薬を提供し、その代償に莫大な贋ドルを受取るためにやって来たのである。そして太田はその南郷の片腕として暗躍する男なのだ。功は太田や俵藤の手足となって働いていた。数日後、印刷機に縛られた荻原の死体が隅田川から引揚げられた。贋ドル紙幣積出しの気配を察知した剣持は怪自動車を追跡中、横合から飛び出した車のため重傷を負った。それに屈せず剣持は内偵を続け、太田が元海軍の通信士で、栗橋と同一人物であることを突きとめた。時を移さず水上警察の監視艇は夜の海上に密輸船を捕え、ガソリンスタンドの地下室に追い込まれた、栗橋は、ガソリンを爆発させて自決した。

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作品データ

原題
Evil Must End
製作年
1956年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1956年1月8日
上映時間
84分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社