へそくり社長:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
へそくり社長
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へそくり社長

1956年1月3日公開、82分
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「青い果実」の笠原良三のオリジナル・シナリオを「サラリーマン 続・目白三平」の千葉泰樹が監督、「生きものの記録」の中井朝一が撮影を担当した。主なる出演者は「花嫁会議」の森繁久彌、越路吹雪、小林桂樹、「続宮本武蔵」の八千草薫など。「三等重役」「続三等重役」に続くサラリーマン・シリーズ。

ストーリー

明和商事の新社長田代善之助が三等社長と呼ばれているのは、総務課長時代に先代社長の令嬢厚子を射止めて、今日の地位を築いたからであろう。善之助は毎朝、先代社長の肖像写真と「仕事に惚れろ、金に惚れろ、女房に惚れろ」と書いた直筆を拝むことにしている。ある日、大阪から厚子の妹未知子が株主総会出席かたがた、お婿さん探しに上京し、善之助の秘書小森信一がお守役を仰せつかった。未知子は芸者遊びを見たいといい出して、小森は恋人のタイピスト大塚悠子とのランデヴーを棒に振らなければならなかった。あくる日、小森が悠子に平身低頭しているところへ未知子が来て、善之助に小唄の稽古をさせたいから昨夜の料亭へつれて行けという。小唄師匠の小鈴が善之助に筋がいいとおだてたのは、ほかに野心があるからだ。とも知らず、気をよくした善之助が通いつづけると、小鈴は小料理屋を開業したいから五十万円ほど都合してくれないかと色気たっぷりに持ちかけた。善之助に相談された小森は、そこでへそくりの方法を進言した。まず出張旅費をごまかす法、ボーナスの支払伝票を偽造する法、財布を掏られたと称する法などなど。待望のボーナス支給日、善之助は伝票を二本建にして、それで小鈴への約束を果せると喜んだ。その夜、恒例の社員慰労会で、善之助が得意のドジョウすくいを見せていると、先代未亡人が未知子と厚子夫人をつれて会場へ現われたので、善之助は酔いも醒め果て、その場に平伏したのであった。

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作品データ

原題
The President's Boss
製作年
1956年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1956年1月3日
上映時間
82分
製作会社
東宝


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