伝七捕物帖 花嫁小判:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
伝七捕物帖 花嫁小判
伝七捕物帖 花嫁小判
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伝七捕物帖 花嫁小判

1956年1月8日公開、86分、時代劇
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捕物作家クラブの野村胡堂、城昌幸、陣出達朗、土師清二の合作小説を「元祿美少年記」の八尋不二が脚色し、「二等兵物語」のコンビ福田晴一が監督、片岡清が撮影を担当した。主なる出演者は「応仁絵巻 吉野の盗賊」の高田浩吉、「白い橋」の草笛光子、「二等兵物語」の伴淳三郎、「顔のない男」の浅茅しのぶ、新人伊吹友木子など。高田浩吉は“伝七小唄”“捕物小唄”“花嫁小判の歌”“あなたと私”などを歌う。

ストーリー

江戸一番の目明し黒門町の伝七はきつつきと呼ぶ盗賊団の一味を捕えたが、一味の浪人大黒弥十郎、てんがいお町、霞の清次の三人を取逃してしまった。捕われて遠島にされたもののうち、源太と嘉六は島を破って逃げ出し、江戸に戻った彼等は再びきつつき団を組織し市中を荒し始めた。その残忍な手口から伝七は弥十郎やお町が一味に加わっていると推定した。ある日子分の竹が伝七によく似た清吉という髪結いを見たと注進に来た。清吉は、伝七の女房お俊が親しくしている両替屋山野屋に信用があり、娘のおいくとは恋仲を噂されていた。この清吉が逃亡した霞の清次の堅気になった姿であった。きつつき団は錠前破りの得意な清吉を仲間に入れようとしたが、彼が肯んじないのを知るやおいくを擢った。清吉は、やむなく協力を条件としておいくを取り戻した。清吉の怪しい素振りに伝七は目をつけた。竹は清吉の家を探したが証拠は何もなかった。その頃山野屋は津軽藩から大金を預ることになり、その保管のため、オランダから金庫を買入れた。伝七はきつつきの襲来を予想し山野屋に張りこんでいた。初午祭りの日、往来で喧嘩を始めた無頼漢が店の中になだれこんだ。これが実はきつつきの一味で、彼等は全部伝七に逮捕された。ところがこの騒動の間に山野屋の養女お鶴が金庫の中に鍵を持ったまま閉ぢこめられてしまった。半刻以上たてば窒息してしまう。清吉が現われた。見つめる伝七を見返しながら彼は特殊な道具を出して苦心の末に金庫を開けた。伝七は「きつつきはもう捕まった。お前なんかに用はねえ」というと、竹をつれて立ち去った。

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作品データ

原題
The Bride and the Treasure
製作年
1956年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1956年1月8日
上映時間
86分
製作会社
松竹・京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社