黒帶三国志:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
黒帶三国志
黒帶三国志
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黒帶三国志

1956年1月29日公開、94分、アクション
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雑誌「小説と読物」連載の下村明の原作を「弾痕街」の松浦健郎が山崎巌、谷口千吉と共同脚色し、同じく谷口千吉が監督、「乱菊物語」の飯村正が撮影を担当した。主なる出演者は「吉川英治作宮本武蔵より 決闘巌流島」の三船敏郎、岡田茉莉子、「美しき母」の佐分利信、「驟雨」の香川京子、「乱菊物語」の小堀明男、「チャッカリ夫人とウッカリ夫人 (夫婦御円満の巻)」の久慈あさみなど。

ストーリー

頃は明治の末、場所は九州、正風館道場の小関昌彦は海南拳闘クラブの小鉄から加茂紀久子を救った。まもなく紀久子の父が道場主天路正純を訪ねて、昌彦を娘の婿にと懇望するが、昌彦は正純の娘静江以外の女と結婚しようと思っていない。小鉄の兄弟子伊庭八郎と五所明神で対決した昌彦は正純に破門を乞うた。正純は昌彦が外務省の留学生試験を受けたいと思いながら、育てられた義理からいい出せずにいる心情を察して、東京へ出ることを許した。しかし不運にも昌彦は試験に落ち、人買いの山猫譲次に欺されて北海道の監獄部屋で働く身となった。売店の女お葉は男らしい昌彦に心を惹かれるが、ある日、この飯場へ黒眼鏡の渡り土工が流れ込んで来た。脱走した作業員を山猫が折檻するのを昌彦と黒眼鏡がかばったことから乱闘になり、右田親分のピストルが昌彦に向けられた刹那、お葉が爆薬を投げて救った。黒眼鏡は殺人犯の山猫を探しに来た形原刑事だった。再び東京で勉学に専念する昌彦に留学生の許可が下りたので、合格の喜びを知らせるため九州へ帰ると意外や正風館は「伊庭唐手・拳闘道場」に変り、天路親子は長屋に逼塞しているではないか。紀久子から自分の留守中、正純が伊庭八郎、俊介兄弟の卑怯な闇討にあって失明したと聞き、昌彦は怒りに燃えた。折しも山猫の注進で昌彦の帰郷を知った後介は五所明神に待ち伏せ、竜虎相博つ激闘が展開されるが、昌彦は遂に俊介を屠って恩師の恨みを晴らし、山猫は形原刑事に捕えられた。希望に燃えて上京する昌彦を駅頭に見送ったのは、やがて妻となる静江と、今は彼への思慕を断ち切った紀久子である。

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作品データ

原題
Rainy Night Duel
製作年
1956年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1956年1月29日
上映時間
94分
製作会社
東宝
ジャンル
アクション


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