女真珠王の復讐:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
女真珠王の復讐
女真珠王の復讐
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女真珠王の復讐

1956年7月5日公開、89分、アクション
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不正を憎む若人の、恋と冒険を描くアクション・ドラマ。“小説と読物”に掲載された青木義久の原案を、相良準と松木功が脚本化し、「続・君ひとすじに」のコンビ志村敏夫が監督、友成達雄が撮影を担当した。主な出演者は「続・君ひとすじに」の前田通子が抜擢されている他、「暴力の王者」の宇津井健、丹波哲郎、「思い出月夜」の三ツ矢歌子、「銀蛇の岩屋 (前後篇)」の藤田進、他に天知茂、新人宮原徹など。

ストーリー

三信貿易の社員木崎芳男が箱根に養生中の社長に重要書類を届けて帰った夜、社長は何者かに殺され、さらに数時間後には会社の金庫から現金千五百万円が紛失した。その日、社長の部屋に入ったのが木崎一人であることから嫌疑は彼に掛り、木崎は浅沼専務に同行渡米する恋人香川夏岐を見送った直後、逮捕された。同時に洋上を走るシビリア号にも、夏岐を殺人共犯容疑者として拘束せよとの急電が届いたが、彼女に好色の眼を向ける浅沼専務は、自分の証言で事はどうでもなると夏岐を説きつけようとした。だが夏岐は、木崎のポケットにあったという金庫の鍵は専務が持っていた筈と不審を抱いた。夏岐は浅沼の手を逃れるはずみに足を踏みはずし、激浪の中に姿を没した。南海の孤島に打ち上げられた夏岐は、同じく漂着していた難破船の乗組員五人に救われた。孤島では彼女をめぐり異様な生活が始った。男達は夏岐を争い、揚句の果て、石塚老人及び彼の娘アキと結婚する筈になっている山内雄三、そして夏岐の三人が残った。だが或る日、海底に潜った夏岐は真珠貝の宝庫を見出した。数年後、外国船に助けられた夏岐は変名し、真珠王ヘレン・南として日本に戻った。恋人木崎は今だに拘置所生活、妹雪子や両親も冷い眼で見られていると知った夏岐は、雪子に真犯人を見つけだすと誓った。調査の末、今は三信貿易の社長に納る浅沼と子分野口が会社乗っ取りの陰謀をめぐらし木崎を陥入れたことが判明した。夏岐は孤島生き残りの二人の手を借りて浅沼の事業を妨害した。だが浅沼の疑惑で野口が夏岐の素姓を見破った日、真相を妹に聞いて復讐の念を燃やした木崎が突如、脱獄した。夏岐と対決した浅沼と野口は数々の証拠に、今はこれ迄と拳銃をつきつけたが、そこに飛び込んで来た木崎に倒された。復讐を成し就げた夏岐と木崎は、今は晴れて抱き合った。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年7月5日
上映時間
89分
製作会社
新東宝
ジャンル
アクション


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