暁の逃亡:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
暁の逃亡
暁の逃亡
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暁の逃亡

1956年8月28日公開、80分、サスペンス・ミステリー
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無音拳銃による白昼の連続殺人事件のスリルとサスペンスの中に海に生きる老船長と若い船員の心暖まる人間愛を描く。スタッフは、脚本高岩筆(野郎ども表へ出ろ)、監督小杉勇(名寄岩涙の敢斗賞)、撮影峰重義(狂った果実)。主な出演者は監督の小杉勇、「太陽の季節」の長門裕之、「娘巡礼流れの花」の浅丘ルリ子、「地獄の札束」の水島道太郎、「洲崎パラダイス 赤信号」の植村謙二郎など。

ストーリー

無音拳銃による連続殺人に警視庁は捜査を進めるが、担当の須藤刑事が殺害され行詰る。この頃、港へ着いた山田仙吉老船長のかもめ丸は次の荷主旭商事の電気器具を運ぶことになり、その前金を貰った船員一同は久しぶりに上陸。若い船員三郎は素人無線に凝っているが仙吉とは親子以上の仲である。仙吉は夜霧の中に佇む女、沢村ユキを見て、彼が十五年前、心変りを怒って殺した馴染女和代に瓜二つと驚く。仙吉は以来改名し、警察や和代の夫島崎の追求を逃れていたが、心惹かれるまま彼女を船に誘う。帰船して驚いた三郎もいつか彼女に惹かれて行く。だが彼には船主三原社長の令嬢真紀子が恋人。三郎は旭商事社長岸の申し出で陸に留ろうと考えたが、仙吉に強制され止むなく船に戻る。かもめ丸はユキの他、怪自動車にハネられて死んだ西沢と帰港から消息のない大庭の補充の旭商事の和久井、沼口を乗せて出航。途中、指令で大阪から黒崎へ進路変更。警視庁捜査一課長は死んだ須藤刑事の探索から、かもめ丸の電気器具こそ無音拳銃と探知捕捉の急報を発す。仙吉がユキは悪者の手先と知った時、現われた快速艇から島崎が出現。九州に待つ取引先まで終点をのばせと強制する。だが仙吉は隙を見て体当りを敢行、一味と乱闘になる。三郎は愛用の無線機でSOSを打電。ユキは仙吉の危急を見て島崎と相射ちに倒れ、そこに海上保安庁の巡視船が近づく。一味は捕縛、港に戻ったかもめ丸。三郎を出迎える真紀子。傷ついたユキと、過去の罪状で護送される仙吉を見送る三郎は、海に一生を賭けると改めて誓った。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1956年8月28日
上映時間
80分
製作会社
日活
ジャンル
サスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社