君ひとすじに(完結篇):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
君ひとすじに(完結篇)
君ひとすじに(完結篇)
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君ひとすじに(完結篇)

1956年8月22日公開
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恋人の面影を胸に抱き乙女の辿る涙の人生航路。全国に好評を得た中江良夫の哀愁ラジオドラマの映画化。脚色は「続・君ひとすじに」の館岡謙之助と村山俊郎、監督は「女真珠王の復讐」の志村敏夫、撮影は「阿修羅三剣士」の山中晋。主な出演者は「女大学野球狂時代」の久保菜穂子、高島忠夫、舟橋元、「世紀の勝敗」の宇津井健、江畑絢子、丹波哲郎、「金語楼のお巡りさん」の相馬千恵子、「女真珠王の復讐」の前田通子など。

ストーリー

藤沢の教会で千秋に会えず、淋しく帰阪した信一は、九州開発ダム建設に大阪を発つ。信一の心が千秋にあると知って恋を譲った紀子は千秋に信一を追えと奨め、ルフレ神父も祝福の言葉をくれた。だが千秋が山奥のダム建設事務所を訪ねた日、何も知らぬ信一は工事準備で帰京すべく筏で渓流を下った後。千秋は通り掛ったトラックに事情を話して便乗、下山し、汽車に追いつこうとした。だが車は途中で故障、運転手に挑まれた千秋は男の手をふり切り谷底に転落したが、木材伐採場の山頭黒木三蔵に救われる。傷の手当を受けながら彼の小屋で休養することになった千秋に、三蔵の息子健太はなつき、女嫌いで通る乱暴者の三蔵も笑顔をみせる日が多くなった。嵐の晩、飲み屋の女お蝶の嫉妬と山男達の噂の中に酒を過した三蔵は千秋に迫る。猟銃で身を守り通した千秋は翌日、健太に別れも告げず姿を消す。帰京した千秋は、宗方建設工事場に内村を訪ねたが、信一は金策に名古屋へ出張中。帰途、千秋は京子に会い、すすめられるままファッション・モデルとなる。美しい千秋に眼をつけたのはクラブの後援者で花房道子の許婚である姉小路春彦だった。一方、千秋の叔父留吉の許に、三蔵が大金を持ち訪ねて来る。千秋は健太に再会、アパートに戻ると留吉が京子に、千秋を出せと強談判中。事情を聞いた三蔵は淋しげな笑顔を残し九州の山奥に帰る。春彦に誘われ箱根へ行った千秋は彼の悪計を知るが、今は堅気になった大原英次の手で救われ、内村を訪ねた。しかし信一に会わず帰れと箱根の件を誹謗され立去る。落胆した千秋は波島の画展に眼をとめ、受付に置手紙を残し、想い出の山中湖へ。波島の知らせに信一は京子共々湖へ急行。夜の湖上、ボートの中に昏睡する千秋を発見した信一は、もう離さない、と彼女の手を握りしめた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年8月22日
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社