色競べ五人女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
色競べ五人女
色競べ五人女
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色競べ五人女

1958年3月9日公開、77分、時代劇
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「戦雲アジアの女王」の関沢新一に小池淳が加わった脚本を、「人形佐七捕物帖 花嫁殺人魔」の加戸野五郎が監督、「スーパー・ジャイアンツ 宇宙艇と人工衛星の激突」の鈴木博が撮影した異色時代劇。主演は「稲妻奉行」の和田桂之助、「女王蜂(1958)」の三原葉子、「人形佐七捕物帖 花嫁殺人魔」の日比野恵子。ほかに北沢典子、荒川さつき、山下明子、天知茂など。

ストーリー

美貌の若手女形尾上丑之助は多くの女たちから慕われていたが、その中の一人、三河屋のお梅に横恋慕する伝吉という男から、自分と間違えて父親菊五郎を殺されてしまった。罪多い役者稼業をやめ仏門に入る決心を固めた夜、丑之助は義母お袖からいい寄られ、不義密通の現場を見られた番頭新兵衛を誤って殺してしまった。たまたまそれを目撃した兇賊岩田長十郎は、お袖から金を取って姿を消した。当の丑之助も行方をくらました。--七年後、仏門に帰依した丑之助は延命院の日当と名乗り、老住職日暁の許で看経怠りなかった。そこへ偶然、落ちぶれた岩田長十郎が現れ、日暁の慈悲で柳全と改名、寺男に住込んだ。美貌の日当を目あての参詣人の女たちで延命院は大いに繁昌した。柳全は日当に気のある後家のおむらに、仲を取り持つといって袖の下をせしめ、日当の弱身につけ入って悪事を働くようになった。代参に来た大奥老女久米村も日当に心を奪われ、彼にいい寄った。いまは久米村のおつきになっているお梅も、日当と久米村の情事を知るや日当に取りすがるのだった。柳全は延命院を邪淫の殿堂にする悪計をたて、仲間になっている伝吉とかたらって日暁を殺し蓮華往生の秘法を公開するというふれ込みで大殿堂を建立した。悪計は図に当り、柳全たちは寺に集る女たちを手玉にとっては連夜酒池肉林の色模様を繰りひろげた。延命院の秘法に疑問を持った寺社奉行脇坂淡路守はかつて慈悲をかけてやったことのある久助とおよしの注進で内偵をすすめるうち、久米村の折檻をのがれて延命院を脱出したお梅の訴えにより、ついに捕手は延命院に乗込んだ。悪人どもは捕えられ、もはやこれまでと観念した日当は本堂に火を放ち、燃上する蓮華台に登って自ら命を絶った。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年3月9日
上映時間
77分
製作会社
新東宝
ジャンル
時代劇


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