ふたり(1991)|MOVIE WALKER PRESS
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ふたり(1991)

1991年5月11日公開,150分
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尾道を舞台に、亡き姉の幽霊に見守られながら成長していく多感な少女の姿を描く。赤川次郎原作の同名小説の映画化で、脚本は「菩提樹 リンデンバウム」の桂千穂が執筆。監督は「北京的西瓜」の大林宣彦。撮影は同作の長野重一がそれぞれ担当。

映像の魔術師・大林宣彦の世界【『海辺の映画館-キネマの玉手箱』特集】

映像の魔術師・大林宣彦の魅力に迫る PR

余命3か月を宣告されながらも、故郷である尾道を舞台にした超大作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』を完成させ、今年4月10日に82年の生涯に幕を下ろした大林宣彦監督。本特集では大林監督が手掛けた作品群から、その平和へのメッセージを解き明かす。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ドジでのろまな夢見る14歳の実加(石田ひかり)は、優しい両親と自分とは正反対のしっかり者の姉・千津子(中嶋朋子)に囲まれて幸せな日々を送っていた。ところがある朝、学校へ行く途中、忘れ物を取りに戻ろうとした千津子は、突然動き出したトラックの下敷きになって死んでしまい、その事故のショックで母・治子(富司純子)はノイローゼ気味になってしまう。実加はけなげにも姉の代わりを演じようと、ひとり明るく振る舞うが、ある日、変質者に襲われかけた実加は、死んだ千津子の幽霊に助けられる。その日以来、実加が難関にぶつかると千津子が現れ、“ふたり”で次々と難関を突破してゆく。そして千津子に見守られながら、日に日に美しく素敵な少女に成長していく実加は、第九のコンサート会場で、姉の知り合いだったという青年・智也(尾美としのり)に出会い、ほのかな想いを抱くようになる。やがて16歳になった実加は、千津子と同じ高校へ進学。演劇部へ入部し、千津子が生前演じたミュージカルの主役に抜てきされるが、そんな実加をやっかむいたずら電話により、治子は倒れて再び入院する。それと同時に北海道へ単身赴任していた父・雄一(岸部一徳)の浮気が発覚する。崩れかける家族の絆を必死に守ろうとする実加と、それを見守る千津子。そして、実加がそんな事態を乗り越えた時、それは千津子との別れの時でもあった。こうして自立していく実加は、この出来事を本に書き残そうと心に決めるのだった。

作品データ

製作年
1991年
製作国
日本
配給
松竹
上映時間
150分

[c]キネマ旬報社

動画配信

映画レビュー

4.0
  • rikoriko2255

    ミチさん

    4.0
    2009/5/16

    この作品のテーマは、これです。兄弟は自分の人生の初めてのライバルです。ましてや、出来の良い姉(兄)を持った、妹(弟)は悲惨です。そしてある日姉がいなくなる、そういう妹そして家族の喪失と成長の物語です。 実は私は『成長』という言葉が嫌いです。「成長しろ!」とか「成長したな!」という怒りや励ましの言葉も嫌いです。しかし思春期はイヤでも体の方から成長して行きます。頭が追いついていけないアンバランスで悩みます。そして物理的にも心理的にも大人になる、その過程の物語です。久石譲の音楽が楽しいときも悲しいときも、人生を応援します。 家族が崩壊し、再生する、人生の意味を見失い、最発見する、その繰り返しが人生でしょうか。愛だ性だと言っている前に人生を見つめ直してみよう、そう言っているように思えます。 しかし石田ひかりさんも中嶋朋子さんもその後、あまりパッとしなかったって言ったら怒られるかな?

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