若き日の血は燃えて:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
若き日の血は燃えて
若き日の血は燃えて
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若き日の血は燃えて

1947年10月14日公開、77分
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「消えた死体」「恥かしい頃」(武井韶平と共同)の新人清島長利の脚本を、家城巳代治が終戦後はじめて監督する。キャメラは「恥かしい頃」の西川亨の担当。「深夜の市長」の山内明と「処女は真珠の如く」の空あけみ、幾野道子が主演し、東野英治郎、飯田蝶子らが助演。

ストーリー

長い伝統を物語る木造の古い校舎、北国のある高等学校である。学校も現実社会から遊離した存在では有り得なかった。応援団長の酒井は家庭の事情から退寮した。蹴球部の南は外地から帰還して来た。人の出入りは激しく、学生や教授の様子も戦争中とはまるで変ってしまった。変らないのは賄いのおばさんだけだ。その中で、小野の変り方は一段とひどいようだった。戦争前、小野、南、佐山は兄弟のように親しかったが佐山は戦死し、妹の文代だけが残り、いま彼女は酒場で働いている。その酒場に最近小野は入り浸りだった。文代を酒場に世話したのは、学校の運動場の修理を請負っている加納組の若旦那だったが、彼は前々から文代に目をつけていたのだ。南は文代が酒場で働いているのに驚き、酒場はいけない、学校の寮に来い、と言ってひっぱって来た。その頃運動場修理は学生自身の手でやろうという南の主張が通り、加納組とは手を切った。修理は着々と進行した。おまけに南は文代の借金のことで、加納組に出入りしている賄い方の政吉を追い出した。加納組の親分は面白くなかった。小野は不機嫌であった。小野は文代が好きだったのだ。「ハッキリ勝負をつけよう」と小野と南は戦った。南も文代を愛していた。そして文代は南に愛情を傾けている。二人にとって戦ったことはお互いの心を理解させるのに役立った。

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作品データ

製作年
1947年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1947年10月14日
上映時間
77分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社