氷柱の美女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
氷柱の美女
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氷柱の美女

1950年3月12日公開、87分、サスペンス・ミステリー
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関幸輔の企画で、江戸川乱歩の原作『吸血鬼』より「まぼろし夫人」の高岩肇が脚色、「母燈台」の久松静児が監督した。撮影は「美貌の顔役」の峰重義、主演は「恋狼火」の岡譲二、「無頼漢長兵衞」の相馬千恵子、「母燈台」の美奈川麗子、「彼女は答える」の水島道太郎らである。

ストーリー

美しい未亡人静子をめぐり、決闘により敗北した岡田は姿を消し、三谷青年は恋の勝利者となった。この別荘のある海岸に岡田の溺死体が上り自殺と推定されたが、何かしら不安がおそい、静子の前に脅迫状と東京の本宅に泥棒が入った知らせが来た。偶然この海岸に来合わせた文代は静子と友人で、探偵明智小五郎の助手をやっており、静子の力となると、二人は上京した。東京の家へも脅迫状がきていた。その夜静子は唇のない異様な男に襲われかけ文代に救われ、翌日、顎髭の怪紳士に襲われかけ三谷に助けられた。その頃畑柳家に訪れた大川は殺され死体は消えた。混乱のとき静子の妹恭子は唇のない男に殺され家からはこび出された。文代たちが行方をさがして付近の神社へくると怪紳士を追って三谷が来、境内で興行中のお化け大会に入る。そこに恭子の死体があり、文代が発見すると突如唇のない男が襲いかかった。同時に怪紳士も登場し、変装をとれば明智だった。明智は唇のない男を鏡の部屋に追い込み、とびこむと三谷が昏倒していた。三谷は物音を聞きつけて飛び込むとやられたと語った。その後明智は岡田のアトリエで何者かに閉じ込められて昏倒する。相次ぐ事件に静子は胸をいため、三谷は犯人は岡田だと言って、静子に結婚をせまる。執事の斎藤老人は三谷と静子の接近をこころよく思わず忠告し、口論となったが、激しい物音とともに、一同がとびこむと斎藤は倒れ静子は短刀をもって失神していた。三谷は静子の潔白を信じ、二三日身をかくすよう裏庭の物置にかくまう。その地下室には大川の死体があり静子は驚き逃げようとすると突如唇のない男が現れた。絶体絶命の静子は必死にその男の顔面に手をかけると、その正体は、?一方事件の鍵を握った明智は畑柳家で、着々と真相をとく。実は二十年前の密輸団の三人組の一人が他の二人を裏切り一人は獄死、一人は外地に逃げそして舞い戻った彼は、裏切った男を殺し、その男の息子が父のうらみをはらすため外地から帰った男及びその娘静子をねらった三谷であった。こうしてあやうく氷づけとなる静子は助かり、三谷は犯人としてあげられた。

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作品データ

製作年
1950年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1950年3月12日
上映時間
87分
製作会社
大映東京
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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