美しき罰:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
美しき罰
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美しき罰

1949年4月14日公開、76分
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「朱唇いまだ消えず」の山口松三郎と「颱風圏の女」「嘆きの女王」の須佐寛の共同製作、サンデー毎日連載の大佛次郎の原作の「黒潮」を光畑碩郎が脚色「颱風圏の女」「社長と女店員」の大庭秀雄が監督する。音楽は「生きている画像」「社長と女店員」の伊福部昭。「嫉妬(1949)」の宇佐美淳と「娘十八嘘つき時代」「初夜ふたたび」の折原啓子の他「嫉妬(1949)」の幾野道子、「斬られの仙太」につぐ山村聡(東宝)「新愛染かつら」の見明凡太朗が共演する。

ストーリー

敗戦の混乱にひしめき合う外地の一都市での出来事だった。ほう輩同胞を売って、自らを守ろうとした元憲兵五百木平蔵は、戸村勇彦の義憤のピストルにあえない最期を遂げた。如何に正義のためとはいいながら戸村は良心の呵責に苦しんだ。引揚げ船の中で知り合いはからずも淡い恋心まで抱いた五百木俊子こそ、自分が倒した五百木の妹であることを知った戸村の驚きは大きかった。故国に帰った二人--俊子は美しい歌姫として愛人戸村の援助を得て--はすべて忘れたかのように青春によっていた。だが戸村の前科を知る西脇の出現は、また戸村に憂愁の日を続けさせた。西脇の勤める新聞社の社長和倉直美の好色の目は遂に俊子にのびた。西脇の出現以来、温かい愛情を忘れたかの様に振る舞う戸村の態度に失望した俊子は、和倉にさそわれるままに、あわやその毒牙にふれんとした。しかし今こそ男として、生きるための道を敢然覚った戸村は、俊子を我が手にもどすため、和倉を倒す。そして自分の過去を知る唯一の男西脇の脅迫にも、おびえず、西脇をも、五百木と同様、社会正義のためにピストルの洗礼を浴びせるのだった。「俊子さん、あなたの兄さんを殺したのは私です」俊子を前に決然言い切る戸村のひざにもたれて彼女は泣き崩れた。そしてそれから数日して自首した戸村を拘置所に美しい一人の女性が訪れた。戸村には予想もしなかった俊子だった。

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作品データ

製作年
1949年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1949年4月14日
上映時間
76分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社