イフタク・カツール
Benji
1958年のイスラエルを舞台に、17歳の高校生達の友情、セックス、初恋と失恋など、誰でもが体験する思春期の生活を当時大ヒットした25曲の音楽をバックに描く。製作はヨーラム・グローブスとメナハム・ゴーラン、監督はボアズ・デイヴィッドソン、脚本はボアズ・テイヴィッドソンとエリィ・テイバー、撮影はアダム・グリーンベルグ、編集はアラン・ヤコボヴィッツが各々担当。出演はイフタク・カツール、アナタ・アツモン、ジョナサン・シーガル、ツァッチ・ノイ、フェリア・シュトロールなど。
1958年の夏、ある町。夜になると、そこは若者のエネルギー渦巻くロックンロールとツィストの世界だ。ベンジー(イフタク・カツール)は、今日もディスコで、親友でもてもてのボビー(ジョナサン・シーガル)とふとっちょのヒューイ(ツァッチ・ノイ)と連れだってガール・ハントをしていた。そこへ入ってきた同じ学校に通う髪の長い美しい少女ニキ(アナタ・アツモン)にベンジーは一目惚れする。ホーム・パーティが開かれた晩、ベンジーはボビーのガール・フレンドがニキであることを知リショックをうける。夏になってベンジーはニキの口からすでにボビーと結ばれていて、しかも妊娠していることを知らされた。知らん顔のボビーに見かねてベンジーがニキの堕胎のための工面に奔走する。そんなベンジーにニキは少しずつ心を許し、その優しさに胸うたれたのだった。ニキの誕生日に招待されたベンジーは有頂点になってップレゼントを持ってJパーティーに出かけた。しかし、ベンジーがそこに見た光景は、ボビーと抱きあってキスしているニキの姿だった。ミスター・ロンリーが鳴り響く夏の日、悲しみで涙流しながらベンジーはひとり歩くのだった。
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