「すべて女の子カントク」プロジェクト:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
「すべて女の子カントク」プロジェクト
「すべて女の子カントク」プロジェクト
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「すべて女の子カントク」プロジェクト

1995年10月28日公開
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中野武蔵野ホールでの「カナカナ」のロードショー期間中に、レイトショーで組まれた特集上映。自主映画作家たちの中でも、最近活躍が著しい若手女性作家の作品ばかりを集めて、週替わりで計20本を連続上映した。 「カルデラ姫」太った女の子の奇怪な行動を描いた短編。デブのふじ子は友人のえい子に海に行こうと誘われるが、その頃、彼女は思いを寄せる原との関係に悩んでいた。やがて、ふじ子は奇怪な行動を示し始める。ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭オフシアターコンペティション部門上映作品。(21分) 「Suddenly Infore Death Symdrom」箱庭の中で展開される幻想的なイメージを綴りながら、人間の存在を問う。オーバーハウゼン国際短編映画祭招待作品。(17分) 「さようなら映画」最愛の母が他界してしまった大月監督。どんなに泣いても、しょげても、おなかはすくし、自分は生き続けている。そんな思いを綴ったドキュメンタリー。PFFアワード95グランプリ受賞作品。(35分) 「超愛人」ルックスにコンプレックスを持つ人には過激な、踏み絵的映画。あまり見てくれのいい顔でない京子は、彼氏である桃谷に友達を連れて遊びにおいでと言われて、自分よりブスでデブの菊原を伴って行く。ところが、桃谷は実はデブの女の子が好きだったのだ。菊原に彼氏を取られてしまった京子は、新たな“お友達”を求めて町へ出ていく。PFFアワード94グランプリ・ノミネート作品。(19分) 「にもの 似物」ちょっとかわったホモ人形のヒロ君。彼は自分のお尻についてとりとめのない想像をめぐらせる。その脈絡のない映像を綴った作品。五日市映画祭93優秀賞を受賞。(3分) 「海の花」祖母が話してくれた若い頃の結婚観、人生観、女性観などを通して、自分とボーイフレンド、自分と映画作りの関係を考える個人ドキュメンタリー。イメージフォーラムフェスティバル95グランプリ受賞作品。(34分) 「閉所嗜好症」いろんなものを閉じこめたり、自分を閉じこめてしまいたいと願う女の姿をつないだイメージフィルム。イメージフォーラムフェスティバル94入賞作品。(6分) 「桃色ベビーオイル」大きくなったらどうしよう、彼が来たらどうしよう、と自分に問い続ける女性のイメージフィルム。PFFアワード95グランプリ・ノミネート作品。(16分) 「雪はそれ故に眠られる」ある老夫婦と若いカップルの心の交流を描いたドラマ。自殺願望のある彼女とつきあっている青年の隣の部屋には、病床の妻を抱え健気に生きる老人が住んでいた。ある日、老人の妻が雪が見たいと言ったことから、老人は青年とともに嘘の雪を降らせることにする。(20分) 「くろこげ」ニュースの中の殺人犯に興味を抱く女子大生の姿を描いたサスペンスドラマ。洗濯物にアイロンをかけながらテレビを見ていた女子大生のかな子は、恋人を殺害し逃亡している殺人犯・田中のニュースを見て、次第に彼に興味を覚えていく。週刊誌や新聞の記事を切り抜きしたり、指名手配の張り紙に見入ったり。だが、田中が逮捕された日、かな子もまた乱れた部屋とくろこげになったYシャツを残して姿を消してしまうのだった。PFFアワード93グランプリ・ノミネート作品。(11分) 幼い頃に別れた父親に会いたいと自らの生い立ちを訪ねる私的ドキュメンタリー。養母らの反対を押し切って戸籍を頼りに父親の転居先を巡る様子に、イメージ映像を重ねていく構成となっている。イメージフォーラムフェスティバル93奨励賞を受賞。(40分)解説 「ものごころ」複雑な母子家庭環境から、拒食症・過食症といった“摂食障害”を起こした監督自身の、93年9月から12月までの姿をとらえたドキュメンタリー。兄の暴力への恐怖、母親から頼られるプレッシャー、そして卒業制作の不安。日常のそうした出来事に次第に押し潰されていく監督は、急性アルコール中毒で救急車で運ばれてしまう。彼女の求めていたものは家族の団欒に他ならず、その入院を機に母親と日頃の思いをぶつけ合い、やがて自分なりの活路を見出して行く。イメージフォーラムフスティバル95入賞作品。(43分) 「行き暮れども待ち明かず」子供じみたカップルの行状を通して、人間の儚さを描いたドラマ。たくちゃんはいつもさゆりにサディスティックな行為をする。下着姿のまま表に出したり、養鶏場の中を全裸で走らせたり。だがある日、川面を眺めているさゆりは後ろからたくちゃんに押されて水中に落ちてしまう。いつまでたっても上がって来ないさゆり。彼女を呼ぶたくちゃんは、やがて家に帰って行く。(22分) 「GIDEON'S AFTERNOON」不思議な午後の出来事を綴ったドラマ。ある日の午後、ギデオンはパーティに出掛けるが、食事の最中にそこで知り合った女性・オリビアと言葉以外で会話する。アミアン国際映画祭短編部門グランプリ受賞作品。(9分) 「谺-海月の塔にて」入れ子のように展開する、海やクラゲ、女性などのスタイリッシュなイメージ映像をつなげた作品。イメージフォーラムフェスティバル95招待作品。(22分) 「パアプリンプウ」ふとした嘘のせいでとんでもない事態に陥ってしまう女心を描いた短編。見栄をはって妊娠した経験があると嘘をついた女子高生・トモコは、生理が来ないことに気づいてうろたえる。その上、路上で喧嘩したおばさんの赤ちゃんをさらって逃げてしまうが、やがて生理が来る。(23分) 思春期の急激な体の変化に追いつかない心の成長。同じ戸惑いを持つ、ふたりの女性の手紙ドキュメンタリー映画。PFFアワード92優秀賞受賞作品。(8分) 「To Mayu」二人の少年の生と死のドラマ。戦後、あるサナトリウムに入院している二人の少年は、看護婦の注意も守らず夜になるとこっそり煙草を吸っていた。だがそんなある日、ひとりの少年の容体が悪化する。(12分) 「常世の恋人」絵を中心に織り成す、三人の男女の恋愛ドラマ。美大生の直哉と渡は、授業のモデルにやって来た玲子に課外製作のモデルにもなってくれるよう依頼した。渡は次第に玲子にひかれていくが、直哉は玲子のベールに包まれた内面に、絵がうまく描けずに苦悩するようになる。直哉は玲子の秘密を探ろうとした。(47分) 「リハビリテーション」幼い頃、性的暴力を受けていた男の前に、もうひとりの自分が現れる。PFFアワード93グランプリ・ノミネート作品。(15分)

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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作品データ

製作年
1995年
製作国
日本
初公開日
1995年10月28日
製作会社
「さようなら映画」 COCONUT CORPS. FILM作品


[c]キネマ旬報社