酔いどれ幽霊:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
酔いどれ幽霊
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酔いどれ幽霊

1958年8月26日公開、81分、コメディ
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成仏できないやくざ幽霊と、その幽霊に見こまれた呑ん平なヨロメキ青年とが捲きおこすコメディ。石井喜一の脚本を「東京のバスガール」の春原政久が監督、「野郎と黄金」の峰重義が撮影した。「西銀座駅前」の西村晃・柳沢真一に、白木マリ・香月美奈子などが出演。

ストーリー

三平くんは下宿の酒屋の二階を追われた。理由は簡単だった、--のんべの三平くんが余り部屋代をためたから。彼はセンベツの一升ビンをかかえたまま、とある墓地で夜を明した。翌朝ベッド代りになった墓石に、お礼のしるしと酒をかけた。すると、アラ不思議、酒が吸いこまれて行くではないか。その日、給料日だった彼は、友人とビヤホールへ入った。が、彼のジョッキは、彼が干す前に空になるのである。まさに怪事件。酔っぱらいの幽霊が現れ、彼に礼を言った。かの墓石の持主・怪事件の下手人・生前は大五郎という大酒呑みのギャングだった。仲間に裏切られて殺さる。恋人ユミをボスの片桐に取られた。それで、未だに浮ばれない。恋人を取戻してくれないか。三平くんが承知すると、大五郎はユミのいるギャングの巣ナイトクラブへ案内した。地下の賭博場で、大五郎は三平に賭博をやらせ、その魔力で三百万もうけた。ギャングたちは、彼らの帰途を襲うが、姿なき大五郎のパンチが迫っぱらう。が、三平くんはパトカーに捕った。恋人の元の下宿の娘新子が貰い下げにきたが、幽霊と話す三平くんを、とうとうアル中が頭にきたと早合点し、逃げ出す。三平くんは会社をクビになり、仕方なく、幽霊と一緒にアパート「やなぎ荘」に住む。三平くんは大五郎からヤクザの訓練を受けたのち、クラブへ乗りこむ。ユミ奪回のためだ。ギャングたちは恐れをなし、三平くんはユミをゆうゆうと連れ出す。が帰途を襲われたとき、幽霊はあいにく酔っぱらってい、三平くんはノサれてしまった。ユミは彼をアパートで介抱し、そのうち彼が好きになり、あわやキッス……幽霊くん、驚いた。二人を離そうと大騒ぎしていると、片桐たちが乗りこんできた。ユミは連れ去られた。三平くんが片桐の仕事の片棒をかつぐなら返すという条件だ。仕事は麻薬取引。罠。大五郎の殺された手と同じだ。ユミにヨロメカずに、彼女を取り戻してくれと大五郎は頼んだ。三平くんは大五郎の助けで、追っかけの末、ユミを取り戻した。片桐は復讐された。ユミは何を思ったか、三平くんに抱きついた。二人は固く抱き合う。今は愛し合っているのだ。駈けつけた新子は呆然とした。大五郎は自分の負けを認めた。生きている奴にはかなわねえ。それから、毎晩、幽霊は酔いどれたという。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年8月26日
上映時間
81分
製作会社
日活映画
ジャンル
コメディ


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