血涙の志士:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
血涙の志士
血涙の志士
-

血涙の志士

1928年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

ドン・バーン氏の有名な小説の映画化で、「マザー・マクリー」「四人の息子(1928)」等と同じくジョン・フォード氏の監督作品である。原作を映画向きに書き改めたのはフィリップ・クライン氏、撮影台本を製作したのはマリオン・オース女史である。主役は「港々に女あり」「マザー・マクリー」等出演のヴィクター・マクラグレン氏で、「四人の息子(1928)」のジューン・コリアー嬢、「恋せよ乙女」のラリー・ケント氏、「アンニー・ローリー」のホバート・ボスウォース氏、「モガ地獄」のアール・フォックス氏、等が助演している。

ストーリー

アイルランドの物語である。コンノート・オブライエンはダーモット・マクダーモットと恋仲であったが、父親の死に際の頼みにより、ジョン・ダーシーとグレンマリュアーの寺院で深夜結婚の式を挙げた。が、父の死後、コンノートは夫が仕様のない放埒者であることを発見して悲しんだ。このダーシーは最近フランスから帰ったばかりなのであるが、彼は托鉢僧の装いをしたどこかで見覚えのある男に尾行されているので悸々していた。このグレンマリュアーの年中行事のひとつの障害物飛び越えの競馬が催された時、コンノートはバードという馬に賭けた。が、ダーシーはほかの馬に賭けた。ダーモットはこの間の消息を怪しみ探索すると、バードに乗るべき騎手の姿が見えない。そこで彼は自らバードに乗って出場し、みごと勝ちを占めた。掛け金を全部失ったダーシーはバードを射殺した。人々はこの所業に憤りダーシーを殺さんとしたが、ダーモットは彼が己が恋人の夫であることを想い、たすけてこの地から脱してやった。その後、またダーシーが姿を現したのでコンノートは保護を求めにダーモットのもとへ行った。ダーモットは見慣れぬ人物と知り合いになった。これはホーガンというアイルランドの愛国者で外国人部隊に勤務していたが妹の仇ダーシーをうつために帰ってきたのであった。2人はグレンマリュアーの城でダーシーの忍び入るところを捕らえる。ホーガンは妹の復讐をしようとする。ダーシーは脱れんとして塔から跳び惨死を遂げた。ホーガンはこの時受けた傷が癒えるとまた外国人部隊に帰って行った。一方、コンノートはダーモットの住むダーモッツタウンへ行って、そこで2人は華燭の典を挙げた。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Hangman's House
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1928年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社