家族の気分:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
家族の気分
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家族の気分

1997年9月20日公開、111分、コメディ
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仲良し家族が毎週集まる食事会の中で起こった口喧嘩を描いたアイロニカルなコメディ。「猫が行方不明」「百科店大百科」のセドリック・クラピッシュ監督の長編第4作。パリで8ヶ月のロングランを記録した95年モリエール演劇賞で最優秀喜劇賞受賞した同名舞台劇の映画化で、クラピッシュにとって初の原作ものとなる。主演者もすべて舞台と同じ俳優で固められた。脚本は原作者のアニエス・ジャウイ、ジャン=ピエール・バクリにクラピッシュが参加。製作は「ボーマルシェ フィガロの誕生」のシャルル・ガッソ。部分的に撮影は「猫が行方不明」と並行して進められ、撮影のブノワ・ドゥロム、美術のフランソワ・エマニュエリ、録音のフランソワ・ヴァルディッシュ、編集のフランシーヌ・サンベールはいずれもそのスタッフ。音楽は「夏物語」のフィリップ・エデル。出演は原作者でもある「サブウェイ」のジャン=ピエール・バクリ、アニエス・ジャウイのほか、「私の男」のジャン=ピエール・ダルッサン、「トムとローラ」のカトリーヌ・フロ、「Mr.レディ Mr.マダム」のクレール・モーリエ、「めぐり逢ったが運のつき」のウラディミール・ヨルダノフなど。96年モントリオール世界映画祭審査員特別賞、観客最高人気賞、97年セザール賞助演男優賞(ダルッサン)、助演女優賞(フロ)、脚本賞受賞。

ストーリー

“フランスのシリコン・ヴァレー”と呼ばれ、コンピュータ工場の中心地になった、ブルターニュ地方のひなびた田舎町のカフェ、“静かなる父”。メナール一家の長男アンリ(ジャン=ピエール・バクリ)が継いで、嫁のアルレットとバーテンダーのドニ(ジャン=ピエール・ダルッサン)で維持している。次男フィリップ(ウラディミール・ヨルダノフ)はコンピュータ会社エクサテック社の重役で、妻ヨヨ(カトリーヌ・フロ)と2人の子どもがいて、妹ベティ(アニエス・ジャウイ)も同じ会社に勤める。母(クレール・モーリエ)を招いて毎週金曜日の夜、家族で食事に出かけるのが習慣。今週の金曜はヨヨの誕生日で、しかもフィリップが夜7時のニュース番組でテレビ出演することに。アンリは時間になってもアルレットが帰ってこないので、心配でたまらない。家族たちが店に到着した頃、アンリにアルレットからの電話がかかってくる。あなたに愛想をつかしたので、家出して1週間ほど考えさせてという。アンリはショックを隠して黙っていようとするが、やがてアルレットの不在の真相がわかり、一家はレストラン行きを取りやめて、ここで誕生日を祝うと決める。最初は穏やかだった家族たちだが、時間が経つにつれて関係がギクシャクし、お互いに罵り合うようになる。子ども時代のトラウマ、日頃の不満など……。家族の間で長く溜まっていた膿が噴き出したのだ。やがては、言い争いに疲れた家族はそれぞれの家に帰っていく。

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作品データ

原題
Un air de famille
製作年
1996年
製作国
フランス
配給
フランス映画社
初公開日
1997年9月20日
上映時間
111分
製作会社
テレマ=レ・ステュディオ・カナル・プリュス=フランス2シネマ作品
ジャンル
コメディ


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