ドミニク・レイモン
La mere
南フランスの農場で暮らす貧しい一家を描いた一編。監督・脚本は「ポンヌフの恋人」の美術助手を務めていた新鋭サンドリーヌ・ヴェイセ。製作はジェームズ・アイヴォリー作品で知られるアンベール・バルザン。使用曲にアダモの『雪が降る』。出演は「ラブetc.」のドミニク・レイモン、ダニエル・デュヴァルのほか、ジェシカ・マルティネーズ、アレクサンドル・ロジェ、グザビエ・コロンナ、ファニー・ロシュタン、フラヴィー・シメーヌなど。ジェレミー・シェ、ギョーム・マトネなど。96年ルイ・デリュック賞、97年セザール賞最優秀第1回監督作品賞などを受賞。
舞台は南仏プロヴァンス。とある農家の夏の風景。そこでは母親(ドミニク・レイモン)と7人の子供達が畑仕事をしている。一見ごく普通の家族だが、実は父親(ダニエル・デュヴァル)には正式の妻が別におり、畑仕事が終わるとその家に帰っていくのだった。時々子供達は父親の本家の畑仕事も手伝うが、居心地は悪かった。秋になると子供達は学校へ。母親は一人で畑仕事に従事するが、父親は彼女に冷たかった。そんなある日、父親は自分の娘に手を出そうとする。母親の彼に対する愛情は冷めきってしまった。やがてクリスマス・イヴに。母親は学校からストーブを借りてきて、子供達とクリスマス・パーティを開いた。しかし母親は一家心中を決意していたのだ。ところがめったに雪が降らないこの土地に雪が降り始める。ホワイト・クリスマスだ。母親は死ぬのを思いとどまった。
La mere
Le pere
Les enfants
Les enfants
Les enfants
Les enfants
Les enfants
Les enfants
Les enfants
監督、脚本
製作
撮影
美術
編集
衣装デザイン
録音
字幕
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