ジェイダ・ピンケット＝スミス
Stony
銀行強盗を目論んだ黒人女性四人組の姿を描いたブラック・ムービー。監督はビデオ・クリップで活躍した「friday」のゲイリー・グレイで、彼の監督第2作。脚本は原作者のタカシ・バフォードとケイト・ラニアの共同。撮影は「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」のマーク・レソフスキー、音楽は「ホワイトハウスの陰謀」のクリストファー・ヤング。出演は「ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合」のジェイダ・ピンケット、ラッパーとしても知られる「ジュース」のクイーン・ラティーファ、「バットマン＆ロビン Ｍｒフリーズの逆襲」のヴィヴィカ・フォックス、「プラトーン」「ウォール街」などオリヴァー・ストーン作品で知られるジョン・Ｃ・マッギンリーほか。
ストーリー
銀行員のフランキー（ヴィヴィカ・フォックス）の目前で、銀行強盗を働いた知り合いのダニエルが射殺された。フランキーはダニエルの手引きしたと疑われ銀行を解雇される。ビルの清掃をしている仲良しのストーニー（ジェイダ・ビンケット）、クレオ（クィーン・ラティーファ）、Ｔ・Ｔ（キンバリー・エリス）に加わったフランキーは、腹いせに銀行強盗を持ちかける。初めは取り合わなかった3人だが、ストーニーの弟スティーヴが銀行強盗の犯人と間違えられて射殺されたり、Ｔ・Ｔの子供の養育問題など、彼女たちに様々な不幸が重なり、銀行襲撃を決意する。最初のロサンゼルス銀行の襲撃が成功し、次いでバルボア銀行を襲う。どうにか逃げ切った4人の手元に29万6千ドルもの大金が転がり込むが、職場の同僚ルーサーに持ち逃げされ、ついに殺人を犯すが、結局29万6千ドルは戻らなかった。罪悪感、焦藻感、様々な想いがよぎる中、彼女たちは最後の銀行襲撃を計画する。ターゲットは連邦銀行だ。だが、ストーニーの弟を誤って射殺したストロード刑事（ジョン・Ｃ・マッギンリー）は罪悪感に捕われながらも、彼女らを本命とにらんで追っていた。決行の日。四人は金を奪うのには成功するがそこにストロードがかけつけ、混乱の中、Ｔ・Ｔは撃たれて死んだ。逃亡を続ける3人だが、追い詰められ、クレオは雄々しく立ち向かって銃弾の雨に果てた。ストーニーはフランキーとバスに乗り込んで高飛びする寸前、ストロードに制止され、降伏を拒否してフランキーの眼前で銃殺された。ただひとり金を持って逃れられたフランキーは田舎へ向かい、頭を刈り上げ、生まれ変わって生きのびるのだった。
キャスト
クイーン・ラティファ
Cleo
ヴィヴィカ・Ａ・フォックス
Frankie
ジョン・Ｃ・マッギンレイ
Detective Strode
キムバリー・エリス
Tisean
ブレア・アンダーウッド
Keithood
アンナ・マリア・ホースフォード
Ms. Wells
エラ・ジョイス
Detective Waller
チャールズ・ロビンソン
Nate
チャズ・ラマズ・シェパード
Stevie
ヴィンセント・バウム
Jajuan
ヴァン・バウム
Jajuan
トム・バード
Luther
サマンサ・マクラーレン
Ursuala
スタッフ
監督、エグゼクティブプロデューサー
Ｆ・ゲイリー・グレイ
脚本、原作
タカシ・バフォード
脚本
ケイト・ラニエー
製作
オーレン・クールズ
製作
デール・ポロック
エグゼクティブプロデューサー
マリー・パレント
撮影
マーク・レソフスキー
音楽
クリストファー・ヤング
美術
ロブ・ウィルソンキング
編集
ジョン・カーター
衣装デザイン
シルヴィア・ヴェガ・ヴァスクス
字幕
辺見真起子
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Set It Off
- 製作年
- 1996年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- ギャガ・コミュニケーションズ＝ビターズ・エンド
- 初公開日
- 1997年6月14日
- 上映時間
- 123分
- 製作会社
- ピーク・フィルムズ作品（ニューライン・シネマ提供）
[c]キネマ旬報社
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