雨上がりの駅で:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
雨上がりの駅で
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雨上がりの駅で

1998年9月19日公開、104分
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自由奔放に生きる19歳の少女が、アルツハイマー症である老教授との奇妙な旅の道連れになることによって、心の成長を遂げていく様を描く人間ドラマ。監督は「エトワール」のピーター・デル・モンテ。製作はエンツォ・ポルチェッリ。モンテとマリオ・フルツナートの原案を、モンテ自身がグーロリア・マラテスタとクラウディア・スバリジャとの共同で脚色。撮影は「親愛なる日記」のジュゼッペ・ランチ。音楽はダリオ・ルカントーニ。出演は「スタンダール・シンドローム」「トラウマ 鮮血の叫び」など、実父ダリオ・アルジェント監督のホラー作品の常連であるアーシア・アルジェント。共演は「百一夜」のミシェル・ピコリほか。

ストーリー

ローマに住む19歳の少女コラ(アーシア・アルジェント)は、定職にもつかず、恋人を次々変え、友人宅を泊り歩く自由きままな毎日を送っている。ある日、アルバイト先の夫人アダ(シルヴィア・コーエン)から、放浪癖のあるアルツハイマー症の父親コジモ(ミシェル・ピコリ)を迷子にならないように尾行してほしい、と依頼される。元大学教授のコジモは今でも大学に通い、そこからバスに乗って、ローマ近郊を彷徨する。コラは苦労しながらも尾行を続ける。そんな日々が続く中、ある日コジモは突然列車に乗り込んでしまう。仕方なく追いかけて同じ列車に乗るコラ。尾行は予期せぬ小旅行になってしまうが、さらにコジモは泊まったホテルを急に変更して飛び出したり、何時間も浜辺に腰を降ろしたりと、ますます予期せぬ行動をとることに。行く先々でコラはアルバイト先の女性に連絡をとるが、面倒くさくなった彼女は、コジモを放り出して帰ることにした。ローマへ帰る途中、コラは田舎の兄を訪ねて寄り道をするが、駅でばったりコジモと再会。仕方なくローマまで一緒に連れて帰ろうとするが、どうしてもうまくいかない。聞けば、コジモは昔の恋人に会いにチェラルバまで行くという。結局、コラはあきらめて最後まで付き合うことにする。コラとコジモの旅が始まった。コジモは相変わらずおかしな行動をとり、野宿するはめになったりもするが、道中でコジモと親交を深めたコラは、以前ほど腹を立てることができない。しかし、インテリア展示場に迷い込んだコジモが、そこをホテルだと勘違い。彼が自分のことすら忘れてしまったのを知ったコラは絶望し、コジモをほうり出して、行きずりの家具セールスの男と肉体を交わしてしまった。しかし、かえって自分が惨めになったコラは、川へ身を投げ自殺を図るのだった。幸い、陶器工場の女工たちに助けられたコラは一命を取りとめたが、駅へ送ってもらっても、ローマへ帰る気がしない。駅の待ち合い室で一夜を過ごしていると、そこへコジモが再び現れた。

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作品データ

原題
Compagna di Viaggio
製作年
1996年
製作国
イタリア
配給
アルシネテラン
初公開日
1998年9月19日
上映時間
104分
製作会社
アリア・フィルム=イスティルト・ルーチェ作品


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