
イーサン・ホーク
Finnegan Bell
画家として成功を収めた青年の恋と成長と、彼の人生を変えた3人の男女との交流を描いたドラマ。文豪チャールズ・ディケンズによる同名作の、デイヴィッド・リーン監督版(46)に次ぐ二度目の映画化。監督は前作「リトル・プリンセス」では『小公女』の映画化を果たしたアルフォンソ・ケアロン。脚本はミッチ・グレイザー。製作は「ザ・ワイルド」のアート・リンソン。製作総指揮はデボラ・リー。撮影のエマニュエル・ルベスキ、音楽のパトリック・ドイル、編集のスティーヴン・ワイズバーグは「リトル・プリンセス」に続く参加。美術は「リチャード三世」(96)のトニー・バロー。衣裳はジュディアンナ・マコフスキー。主人公が描く絵画は気鋭の画家フランチェスコ・クレメンテ(エンド・クレジットで劇中で使用された彼の作品が映される)。出演は「ガタカ」のイーサン・ホーク、「Emma エマ」のグウィネス・パルトロウ、「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」のアン・バンクロフト、「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ」のロバート・デ・ニーロほか。
※結末の記載を含むものもあります。
フロリダ。両親に先立たれ、姉と暮らしていた絵の才能ある少年フィンは、10歳の時、脱獄囚(ロバート・デ・ニーロ)の命を救った。そして、近隣の大富豪の老婦人ディンズムア夫人(アン・バンクロフト)は、姪エステラの遊び相手に彼を選んだ。成長したフィン(イーサン・ホーク)は、美しく成長したエステラ(グウィネス・パルトロウ)に恋をするが、彼女はヨーロッパの学校へと去った。失意から絵も辞めて、姉の恋人で養い親のジョー(クリス・クーパー)と漁師の生活に入ったフィンを、ある日、弁護士のラグノ(ジョシュ・モステル)と名乗る男が来訪。匿名の支援者の依頼で、彼がニューヨークで画家として成功できるようはからうという。ニューヨーク。個展へ向けて再び絵を描き始めたフィンはエステラと再会、再び恋に落ちる。婚約者ウォルター(ハンク・アザリア)がいながらフィンを誘惑するエステラ。やがて結ばれたふたり。個展も成功し、名声をつかんだフィンはエステラを訪ねるが、出迎えたのはディンズムア夫人。彼女は自分の思惑どおり、エステラはウォルターと結婚を決めたと告げる。またしても失意のうち、フィンは自分のスタジオへ帰りつく。そこへ白髪の老人が現れた。老人はなんと少年時代に自分が救った囚人アーサー・ラスティグだった。実は彼こそがフィンの支援者で、犯罪者として人生を送った彼だが、かつて唯一恩義を受けたフィンの成長だけは見守っていてくれたのだった。過去に犯した殺人でかつての仲間に追われるラスティグの逃亡を助けようとしたフィンだったが、ラスティグは追う者に刺され、フィンの腕の中で息絶える。数年後。パリでさらに成功したフィンは久しぶりに故郷フロリダに帰る。ディンズムア夫人も世を去っていた。思い出の屋敷で、偶然幼い娘を連れて帰っていたエステラと再会したフィンは、数奇な半生を振り返るのだった。
Finnegan Bell
Estella
Walter Plane
Ms. Nora Diggers Dinsmoor
Prisoner
Jerry Ragno
Maggie
Erica Thrall
Finnegan age 10
Estella age 10
字幕
監督
エグゼクティブプロデューサー
製作
原作
脚本
撮影
編集
美術
アートワーク
衣装デザイン
音楽
[c]キネマ旬報社