恋と山羊との話:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋と山羊との話
恋と山羊との話
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恋と山羊との話

1929年公開
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「夜遊び三羽烏」「赤熱のスピード」等と同じくレジナルド・デニー氏の主演する映画で、「赤熱のスピード」と同じくジョセフ・ヘナベリー氏が監督した映画。原作はJ・E・ラス氏作の物語「悪魔か病気だった時」で、それをアール・スネル氏とグラディス・レーマン女史とが映画向きに改作した。デニー氏の対手役は「空中カウボーイ」のオリーヴ・ハスブルーク嬢で、その他「愉快な嘘つき」のオーティス・ハーラン氏、「アンクル・トムス・ケヴィン」のルシアン・リトルフィールド氏、等の人々も出演している。

ストーリー

久々ぶりでアフリカから文明の地へ戻って来たジャック・アーミテージはなにがさて都の女は美しい、まず第一に出くわした乙女にたちまち恋を感じてしまった。で、彼女の御機嫌をとろうとしたがそれに失敗したのでその跡を追って行くと乙女は汽船にと乗ってしまった。ところが彼は船に乗ることが出来ない。やきもきしていると友達のトラムブルというのが無理にこの船に乗り込まされるので弱っているのに出会した。訳を聞くとこうである、トラムブルの金持の伯母さんというのがお節介家でどうしてもトラムブルは体が弱い、船の旅行をさせて体を丈夫にしなければいけないと言い張る、そこで彼は嫌な航海に出なければならないというのである。これを聞いたジャックは一は友達のため、一は己れの恋のため、トラムブルの身代りとなりその船に乗込むこととなる。ところがこの船に2人の宝石泥棒が乗込んでいる。プシーフットという肥っちょとプロンディという女とで、一等運転手と腹を合せて乙女の首飾りを狙っているのである。一方ジャックは身代りとなって船に乗込んだまでは上出来だった。が以後いつもベッド内に押し込められていて、山羊の乳を飲まされるのには閉口した。ある時、隙を覗って飛び出して乙女に恋を打明けていると船員たちに見つかってまた寝室にひきずり込まれた。その上、看護人は乙女に彼が手におえぬ狂人で困ると話をする。こうしたジャックの狂人染みた行動は乙女にいよいよ彼が本物の狂人であるらしいという想像を起こさせていった一方、プシーフットとプロンディの2人には案外これが探偵が人眼をごまかす手ではあるまいかと見えるので2人はおさおさ注意怠りない。そして2人は人々の食事時を狙って乙女の部屋から首飾りをまんまと盗み出したが、2人の注文して行った食事をジャックが平らげていたことから端なく大騒動となり、2人はジャックに掴みかかり、そこへ看護人がジャックを探して来るということとなって、結局、悪漢は捕らえられ、ジャックは手柄を賞められ、その上、思う彼女ともめでたく恋を語ることとなった。

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作品データ

原題
Clear the Decks
製作年
1929年
製作国
アメリカ
初公開日
1929年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社