マッド・シティ|MOVIE WALKER PRESS
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マッド・シティ

1998年5月9日公開,115分
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行きがかりで事件を起こしてしまった男と偶然そこに居合わせたテレビリポーターが世論という怪物に引き回される姿を描く社会派ドラマ。監督は「ミュージック・ボックス」のコスタ・ガブラス。脚本はトム・マシューズとエリック・ウィリアムズの原案を基にマシューズが執筆。製作は「ディアボロス 悪魔の扉」のアーノルドとアン・コペルソンのコンビ。製作総指揮は「ファイヤー・イン・ザ・スカイ」のウォルフガング・グラッツ、「ディアボロス」のスティーヴン・ブラウン、「フェイス/オフ」のジョナサン・D・クレイン。撮影は「背信の日々」「ミュージック・ボックス」などでガブラスとコンビを組むパトリック・ブロシア。音楽は「ラリー・フリント」のトーマス・ニューマン。美術はキャサリン・ハードウィック。編集はフランソワーズ・ボーノー。衣裳はデボラ・ナドゥールマン。主演は「スリーパーズ」のダスティン・ホフマン。共演は「シーズ・ソー・ラブリー」のジョン・トラヴォルタ、「告発」のミア・カーシュナー、「世界中がアイ・ラブ・ユー」のアラン・アルダほか。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ネットワークのやり手取材記者だったマックス(ダスティン・ホフマン)は生中継のレポートで大物アンカーマン・ケヴィン(アラン・アルダ)に恥をかかせたために地方局へ左遷されていた。ある日、自然博物館へ取材に訪れていたマックスは、博物館を解雇されたサム(ジョン・トラヴォルタ)という男がカッとなってライフルを振り回し、元同僚の黒人警備員を撃ち、博物館に立て籠ったところに出くわした。早速、マックスは現場から生中継を始め、あっという間に事件は広まった。戸惑うサムは自分のような人間が注目してもらうにはライフルやダイナマイトしか思い付かなかったと語り、マックスはテレビでその話をしろと言う。全米に放映されたサムのインタヴューは大きな反響を呼んだ。マックスも、これでキー局へ返り咲けるとほくそえんでいたが、元同僚が死亡したことから、黒人コミュニティからサムは差別主義者だという意見が出るようになった。混乱するサムに、マックスは自首を勧める。しかし、現場にやって来たケヴィンがサムにインタヴューしたいと申し出たが、危惧したマックスは、替りにCNNのラリー・キング・ライヴの取材を受けさせる。とうとうサムは人質を解放すると、持ってきていたダイナイマイトで自殺する。茫然自失するマックスに群がる取材陣。今の感想は?とマイクを突き付けられた彼は「殺したのは我々だ」と叫ぶのだった。

作品データ

原題
Mad City
製作年
1997年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース映画
上映時間
115分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.5
  • でーいー

    4
    2016/5/24

    近年観なくなって寂しいガブラスの悲壮ドラマ。
    本当に良く練られた悲しき人間模様をユーモア交えてスリリングに描く。
    トラヴォルタ好演!もっと評価されていい傑作!

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  • きっちゃん

    4
    2008/1/3

    博物館で1人の男(ジョン・トラボルタ)が立てこもった。
    男は言う。
    「ワザとじゃないんだ…。成り行きで…。」
    彼は自分の子供たちのために生活を守ろうと、博物館のオーナーと話し合いをしたかっただけだった。
    博物館の中に偶然居合わせたあるテレビリポーター(ダスティン・ホフマン)は、犯人の事情を理解し、なんとか事態を良い方向に持っていこうとするが…。
    犯人の人柄を語る“犯人が面識のない”犯人の親友、誤射の銃声によって彼を凶悪犯だと報道するテレビリポーター、事件解決より視聴率を稼ぐことを優先するテレビ局。
    過剰な報道、信憑性の薄いインタビューで、事件は必要以上に大きくなり、犯人は自身の能力を越えた状況によって、精神的に追い詰められていく…。
    この映画のラストのあたりで、ダスティン・ホフマン演じるリポーターがあるセリフを言う。そのセリフは(映画のネタバレになるので、記載はしないが)、まさにこの作品が呼びかけたいことそのものだ。
    報道について見つめ直したい。そんな人におすすめの作品。

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  • たけ

    3
    2006/11/14

     この映画を通して、たぶん監督は「報道のあり方」を訴えたかったのだろう。この映画の中のサムも報道の被害者ということになるのであろう。報道によって、翻弄されていく様子をトラボルタが見事に演じてました。報道する側のダスティン・ホフマンも演技が上手いです。・・・がしかし正直なところ、何か「食い入る」ようには入り込めませんでした。 なぜだか考えた時に、何となく思うのは、『サムがカッっとなって元同僚を射殺してしまう。』という初期設定が何となく腑に落ちないからだと思う。(あまりにも現実的でないようなぁ) ただ、そのきっかけの射殺シーンさえ越えてしまえば、報道により翻弄される様子を細部まで描いていて、ラストシーンまでそこそこ楽しめる一本だと思います。

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    ネタバレあり
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