恋の走馬燈:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋の走馬燈
恋の走馬燈
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恋の走馬燈

1929年公開
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「躍る青春」「気まぐれ女優」「乙女よ純なれ」と同じくウィリアム・サイター氏が監督したコリーン・ムーア情主演映画で、ムーア情最初の100パーセント発声映画である。「気まぐれ女優」「船頭さん可愛や」のトム・ジェー・ジェラティ氏が脚本及び脚色を書き下ろし、ムーア嬢附のカメラマン、シド・ヒコックス氏がヘンリー・フロイリッヒ氏と共同撮影した。助演者は「四人の息子(1928)」「艦隊入港」のジェームズ・ホール氏を始め、アギー・ヘリング嬢、クロード・ギリングウォーター氏、ロバート・ホーマンス氏、ベティー・フランシスコ嬢エドワード・アール氏等である。

ストーリー

カスリーン・オコンナはアイルランドの片田舎でマイケルとジェーマスという2人の大叔父と大叔母とに育てられて成長した無邪気な乙女で、彼女の大叔母の孫に当たるローリー・モーアと恋仲だった。ローリは天性の音楽家で自然を師として習い覚えたバイオリンを弾いてカスリーンを喜ばせていた。ある時彼女の美しい眼を歌った「微笑む愛敬娘の眼」という小曲を作ってローリーはカスリーンとの恋に酔っていt.彼は界隈の大地主ティモシー・タイローン卿所有の泥炭沼に働いていたがある時冷酷な見廻り人にバイオリンを取り上げられた。そしてカスリーンも可愛がっている子豚を取上げられたので大憤慨してタイローン卿の舘に談判に行った。子豚は返して貰えなかったがローリーは音楽の才を認められ米国へ行けと勧められた。翌日村の祭りで市が立ち吉例の豚追い競争が催された。その豚というのがカスリーンの子豚だったので彼女は難なく捕らえて20ポンドの賞金を得た。カスリーンは基金でローリーを渡米させた。ニューヨークに着いたローリーは知人もないので認められず下宿で不遇をかこっていた。彼は日ごとにカスリーン宛に手紙を書いたが成功するまでは投函しまいと決心した。が隣にいた親切な女優の紹介でレビューに出演することになり、例の小曲を舞台で歌うことになった。故郷ではろーりーから便りがないので不安の念に駆られたカスリーンは遥々恋人を訪ねて渡米した。ローリーは新進のレビュー歌手として人気を博していた。カスリーンは彼を劇場に訪ねると光彩陸離たる舞台の上でローリーは相手役の女優に向かって、恋の小曲を歌っていたので誤解した彼女は黙って故郷に帰ってしまった。カスリーンが出掛けたあとにローリーの手紙が来たので一家はニューヨークへ引っ越す準備を始めた。ローリーはカスリーンがニューヨークへ来て直に引き返したことを知り、後を追ってアイルランドへ帰って来た。誤解はたちまちとけて2人は一家の者と共に希望の米国へ赴いたのである。

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作品データ

原題
Smiling Irish Eyes
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル映画
初公開日
1929年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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