ハーレイ・ジョエル・オスメント
David Swinton
鬼才スタンリー・キューブリック監督の未完成作品を、スティーブン・スピルバーグ監督が最新特撮技術を駆使し、映画化。ロボットと人間が共存する近未来を舞台に、人工知能をもつロボットが繰り広げる大冒険を描く。
※結末の記載を含むものもあります。
初めて愛するという“感情”をインプットされたロボットの少年デイビッド。彼は試験的に、ある夫妻の養子として暮らすことに。だが、予期せぬ事態が次々と巻き起こり、家にいられなくなったデイビッドは未知の世界へと旅立つ。
David Swinton
Gigolo Joe
Monica Swinton
Henry Swinton
Martin Swinton
Lord Johnson-Johnson
Professor Allen Hobby
字幕
監督、製作、脚本
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
原作(小説)
原作(スクリーン・ストーリー)
撮影
音楽
美術
編集
衣裳
[c]2001 WARNER BROS.&DREAMWORKS.LLC. [c]キネマ旬報社
メカ(ロボット)に、人間のような感情が備わるということが、本当にあるのか?人間のDNAや脳科学が解明されれば可能になるのか?というような科学的興味よりは、キューブリックなので、哲学的に人間の存在意義を、見せたかったのだろうか。捨てられるまでの科学的見方と、哲学的な意義を訴える後半の2部構成に感じた。 後半はエンタメではなく、叙情的。従って、廃棄されるロボットが反逆すればターミネーター。こちらの方が興行的には成功する。良くも悪くもキューブリックを背負わされたスピルバーグ映画。キューブリックが撮ったらああいうラストかしら?無い物ねだりであり、スピルバーグが悪いわけでは決してないが、キューブリックで観たかった。
ロボットと人間がどーのこーのという話はよくあるんだけど良く出来たお話ですね。後半の映像美も素晴らしいし子役の演技も心打たれます。縫いぐるみのテディがどこかの熊キャラに似ていますがずっとデイヴィッドに寄り添う健気さが可愛い。こんな子欲しいと思いました。 決して派手な演出がある訳ではないのですし、なんだかスッキリしないようなもやもや感が残るお話し… 15年前の公開ですが今や受付ロボや介護ロボ、学習していくペットロボ、はたまたジュード・ロウ演じるジョーのようなロボ(用途は違うようですが)も現実的になりつつある時代。人はどこへ向かおうとしているのか? あー面白かった!的ではないですが見て良かった作品です。