アスファルト・ジャングル:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
アスファルト・ジャングル
アスファルト・ジャングル
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アスファルト・ジャングル

1954年3月公開、112分
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「赤い風車」のジョン・ヒューストンが1950年にMGMで監督した犯罪劇で、米国公開の際は「The Asphalt Jungle」の原題名だったもの。製作は「百万弗の人魚」のアーサー・ホーンブロウ・ジュニア。「廃墟の群盗」のW・R・バーネットの小説を、ベン・マドウとヒューストンが脚色した。撮影は「三つの恋の物語」のハロルド・ロッソン、音楽は「クオ・ヴァディス」のミクロス・ローザの担当。出演者は「戦闘機攻撃」のスターリング・ヘイドン、「ジュリアス・シーザー(1953)」のルイス・カルハーン、「人生模様」のマリリン・モンロー、「雨に唄えば」のジーン・ヘイゲン、「戦場(1949)」のジェームズ・ホイットモア、「地球の静止する日」のサム・ジャフェ、「真紅の女」のジョン・マッキンタイア、「腰抜けモロッコ騒動」のマーク・ローレンスら。

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ストーリー

西北部のある都市。警察のラジオ・カーがホテル強盗を追って走りまわるある夜明けに、刑務所から出所した“ドク”・リーデンシュナイダー(サム・ジャフェ)は、賭博業者のコビー(マーク・ローレンス)を訪れた。宝石泥棒の計画があるから、暗黒街のボスとして鳴る弁護士エメリック(ルイス・カルハーン)に、渡りをつけてくれというのだ。コビーは承諾し、ディックス(スターリング・ヘイドン)という頑固な青年を、ドクに紹介する。ディックスはケンタッキー生まれで、幼い頃に家の牧場を人手に渡し、何とかそれを買い戻す金を得ようと町へ出てきたのだが、落ちる先はヤクザの仲間。今はコビーに借金までして酒場のガス(ジェームズ・ホイットモア)や、その友人ルイス(アンソニー・カルーソ)に厄介をかけている男だった。さてコビーとドクがエメリックを訪れたところ、内幕は火の車のこのボスは、2つ返事で犯行援助を承知した。実はうまく立ちまわってドクらを出し抜き、相棒ブラノム(ブラッド・デクスター)や情婦アンジェラ(マリリン・モンロー)と国外へ逃走するつもりなのである。犯行の夜、ドクの指揮の下、ルイスは手練の技巧を発揮して宝石会社の金庫を破り、ディックスが用心棒に立った。警察の非常網がたちまち張られ、現れた看守のためにルイスは傷を受けたが、3人はまんまと目的を達して宝石をエメリックの家に運び込んだ。しかしドクとエメリックの交渉ははかどらず、業を煮やしたブラノムがピストルを出すと同時に、彼はディックスの銃弾に倒れ、ディックスもまた傷を負う。エメリックは保険会社に宝石の買戻しを折衝すると同時に、ブラノムの死体を川へ捨てに出かけねばならなかった。死体が浮き上り、警察の捜査が始まる。コビーは逮捕され、エメリックもまた情婦アンジェラと共に取り調べを受け、ピストル自殺をとげる。ルイスも死ぬ。今や宿願も挫折したドクはひとりレストランで若い少女のダンスを見ているとき、張り込んでいた警官に連行された。残るディックスは、最後の望みとしてケンタッキーの故郷へ帰ろうと車で駆った。女友達のドール(ジーン・ヘイゲン)は彼の身を案じて、ついて行くといってきかない。途中、彼は出血多量のため医者へかつぎこまれたが、意識が目覚めると人が止めるのも振りきってまた走り出す。やがて街道の傍に緑の牧場が見えると、ディックスは車を捨てて走り込み、ドールの見る前で馬たちにとりかこまれて息を引き取る。

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作品データ

原題
While the City Sleeps
製作年
1950年
製作国
アメリカ
配給
MGM映画会社
初公開日
1954年3月
上映時間
112分
製作会社
MGM映画


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