冨澤風斗
クゥ
木暮正夫の児童文学を、「クレヨンしんちゃん」劇場版シリーズを手がけた原恵一監督がアニメ化。河童と少年との交流を通じて、友情の美しさを描き出す感動のファンタジー。
※結末の記載を含むものもあります。
帰り道で大きな石を拾った小学生の康一が自宅で石を洗うと、中から河童の子供が現れる。彼はその河童をクゥと名づけ、家族と共に可愛がるが、噂を聞きつけた記者の報道により、クゥの存在が世間に知られてしまう。
監督、脚本
原作
主題歌
キャラクターデザイン、作画監督
美術監督
色彩設計
撮影監督
音楽
音楽監督
編集
題字
[c]2007木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会 [c]キネマ旬報社
泣けます。 とにかく泣けます。 人間は時として変わる、人間はウソをつく。 集団で携帯カメラを構えてた大衆が、今度は出て行けと取り囲む。 いじめていた自分が、今度は自分が仲間はずれにされる。 ただおしつけがましいだけの環境保護のPR映画ではないのです。 人って、思いやりってなんだ?と考えさせられる映画です。 遠野の風景も懐かしく感じ、ついこの映画を観てから遠野へ旅してしまいました。
夏休みが終わる前に子供と一緒に・・・? いや、子供と言わず誰とでも! 渇くとマズイ河童の頭の皿のごとく“人間社会の渇き”を潤してくれる作品です。 ギスギスした世の中にも一筋の明かりが見えるお話です。
アニメと言うこともあって映画館に子供が多かったので、物語とともに一喜一憂した子供達が、賑やかで楽しかったのですが、それを快く思っていなかった人が前の方にいて、「いちいち声をださないで、静かにして!」と振り向いて叫びました。それ以降、会場は静かになりましたが、それ以降映画に気持ちが入らなくなりました。映画の見方について、いろいろと考えてしまいました。