惨劇の波止場:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
惨劇の波止場
惨劇の波止場
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惨劇の波止場

1930年公開
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ローナ・ムーン原作の小説「暗黒の星」から「アンナ・クリスティ」「ビッグ・ハウス」のフランセス・マリオンがマリオン・ジャクソンと協力して脚色し、台詞を書き「ビッグ・ハウス」「大飛行艦隊」のジョージ・ヒルが監督にあたった映画で主演者は「アンナ・クリスティ」「ホリウッド・レビュー」のマリー・ドレッスラーと「ロマンスの河」のウォーレス・ビアリー。助演者として「黎明の剣士」「肉体の呼ぶ声」のドロシー・ジョーダン、「ハア・マン」のマージョリー・ランボー、ドナルド・ディラウェイ、デヴィット・ジニングス等が顔を並べている。カメラは「ビッグ・ハウス」のハロルド・ウェンストロムの担任である。

ストーリー

ある漁村のホテルの女主人公ミンには実子ではないが幼時から育てあげたナンシーというかわいい娘がある。ミンは彼女を愛してはいるが随分こき使っていた。かなりな年増であるミンにも漁船の船長をしているビルという情人がある。学校当事者はミンが年頃にもなるナンシーを学校へやらぬので度々警告するのであるが、ミンは頑強にこれを拒けていた。しかしビルの部下で同じ船乗りのアレクがナンシーに懸想して言い寄るのを見て、ミンは成人したナンシーの姿を見直した。そして心から彼女の将来を心配するミンは不純な環境からナンシーを遠ざけるべく、慕って放れようともせぬナンシーを無理やりに学校の主事に託して彼の家庭に預けた。丁度その頃ナンシーの実母であるベラがミンの宿を訪れて娘の安否を尋ねるのであるがベラの性格を知り、依然性根の直らない彼女の姿を見てミンはナンシーにはの将来を慮り、ナンシーは6年前に死んだと偽った。ナンシーには彼女の実母は既にこの世にないと言い聞かせてあった。奔放なベラはしきりにビルに秋波を送るので憤怒に燃えたミンは彼女を家から追い出してしまった。そしてミンはナンシーをベラから遠ざけるために蓄えた金を主事に託し、ナンシーを遠方の学校に送った。3年後、ナンシーは学校を終え、金満家の息子のディックと結婚するというめでたい話が進渉していた。ベラはこの話を聞きつけディックの一家を恐喝する目的で戻って来た。ミンは飽くまでナンシーに実母の存在を知らさぬため且つは予想される不吉の起こることを心配して遂に意を決してベラを射殺し、ミンは直ちに捕らわれの身となった。かかることも知らぬ若きディックとナンシーは事件をよそに新婚の喜びを乗せて2人のヨットは港を離れた。ミンの殺人事件はベラに対する嫉妬からと一般に信ぜられているので若き夫婦は永久に事件の真相を知る筈もなかった。

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作品データ

原題
Mill and Bill
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社
初公開日
1930年
製作会社
M.G.M 映画


[c]キネマ旬報社