柄本時生
ヒルマ
さそうあきらの同名青春漫画を「百万円と苦虫女」のタナダユキ監督が映画化。やり場のない倦怠感を抱えている童貞少年の“性”を、コミカルかつ切なく描き出す。
※結末の記載を含むものもあります。
気になる女の子、友野が担任教師とラブホテルから出てくるところを目撃してしまった17歳の比留間。無為な日々を過ごす彼は、友野と関係を持ちたい一心で、彼女を脅すという思いあまった行動に出てしまう。
ヒルマ
ミネ
アンドウ(アンパイ)
チヅ
アキエ
チヅノチチ
ヨシダ
製作
製作
製作
製作
企画、プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
脚本
原作
主題歌「17才」・作詞
主題歌「17才」・作曲
主題曲/主題歌、主題歌「17才」・編曲
監督
照明
録音、音響効果
美術
編集
スクリプター/記録
助監督
演出助手
演出助手
撮影補
撮影助手
撮影助手
照明助手
録音助手
録音助手
装飾
小道具
衣装デザイン
メイク
スチール
編集助手
ネガ編集
タイミング
オプチカル
オプチカル
題字/タイトル
音響助手
整音助手
光学リレコ
ポスプロコーディネイト
制作遊撃
製作進行/プロダクション・マネージャー
プロダクション・アシスタント
アシスタント・プロデューサー
美術応援
美術応援
美術応援
美術応援
衣装応援
メイク応援
編集応援
編集応援
宣伝
宣伝
主題歌ミキサー
撮影協力
撮影協力
企画協力
監督
[c]2008 さそうあきら・小学館/「俺たちに明日はないッス」製作委員会 [c]キネマ旬報社
ネットの発達で、年齢に関係なく情報が得られ
性の乱れ・氾濫に繋がっている気がします。
なのに、この作品に出てくる子たちはとても純真。
セクシーな描写のある小説を読みふけったり
ポルノ映画を裏口から観に行くシーンなんて
可愛らしくて笑ってしまいました♪
一組のカップルが結ばれるシーンも
画面が暗く、声も聞こえない。
気持ちやぎこちなさが伝わってくる気がしました。
『赤い文化住宅の初子』と『百万円と苦虫女』でも
そうだったのですが、お若い監督さんなのに
おばさんにもすんなり受け入れられる
どちらかと言うと「昭和的」な世界観を
映像化されているのが、好きです。
世間とどこか隔絶した生き方をしている女の子を描いてきたタナダユキの最新作は、SEXのことで頭がいっぱいの高校生たちの童貞喪失物語だ。さそうあきらの原作漫画がそうなのか、男が草食動物化しているせいなのかはわからないが、「やりてぇー、やりてぇー」と叫んでる割には、頭でっかちの高校生たち(柄本時生、遠藤雄弥、草野イニ)からイカ臭さがまったく漂ってこないのはどういうわけだろう。
その情けない男連中に比べ、女の子たち(美輪子、安藤サクラ、水崎綾女)のたくましさはまさに肉食動物なみ。大人と子供ほどの差がある女子と男子の精神年齢格差を描いたシークエンスにはそれなりのリアリティを感じるものの、コメディ映画らしく腹を抱えてバカ笑いできるシーンがほとんどないというのは致命的である。男の子たちの薄っぺらな性欲を笑いにまで昇華させる技術に欠けていたという他ないのである。
どちらかという陰気な女の子の内面を繊細に描いた『赤い文化住宅の初子』や『百万円と苦虫女』などに比べると、タナダユキがあきらかに演出に戸惑った形跡が散見される。監督自身が脚本を担当していないことを鑑みるに、おそらく本作品は制作側からおしつけられたプログラムピクチャーと思いきや、タナダ本人の熱望により映画化にこぎつけた作品だそうな。しかし、男の子を主人公にしたしかも他人が書いた本を映画化するのは本人いわく多分に実験的な試みであったらしく,成功してるとはいいがたい。撮影日数がたったの13日じゃねぇ。肉食オヤジの口にはまったく合いませんでした。
あまり期待せず、大きいスクリーンで水崎綾女チャンを見るのがメインだったのですが、予想に反してかなり面白かったデス。
こーいう、ヤリたい盛りのおバカだらけのエロ・青春moviesって大好物!
超ブスイ役作りの主役の男の子、柄本時生クンも良かったけど、三輪子チャン、安藤サクラちゃん、水崎綾女チャン、三人の女の子の体当たりの演技がとってもヨカッタ。
低予算だし、(百万円と苦虫女の時も思ったけど)エピソード毎の繋がりが弱いのが気になるけど、若いリビドーを感じるB級の上作品デシタ。
ラストの草野イニクン、どうやったんだろう???