山荘の殺人:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
山荘の殺人
山荘の殺人
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山荘の殺人

1932年公開
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「戦時特務機関」のJ・ウォルター・ルーベンが監督した映画で、探偵小説作家として名あるモーリス・ルヴェルの原作を、ルーベン自ら脚色して台詞をつけた。出演者は「戦慄街」「群集の喚呼」のエリック・リンデン、「火の翼」「暁の耕地」のドロシー・ジョーダンを始め、「暴露戦術」「愛に叛く者」のバーネル・ブラット、「チャンプ(1931)」「怪物団」のロスコー・エイツ、「キング・コング(1933)」のブルース・キャボット、「ルンペン紳士」「七万人の目撃者」のデイヴィッド・ランドー、新人フィリス・クレーア、「夜毎来る女」のロスコー・カーンス等で、撮影は「独立守備隊」「愛の訪れ」のJ・ロイ・ハントの担任である。

ストーリー

年若い新聞記者のチック・ブライアンは名記者としての名声と、金と、そしてメエリイという美しい娘の愛を得るために躍起となっていた。彼はある日メエリイと郊外散策に行ったが、嵐に遭って雨宿りをするつもりで飛び込んだ1軒の物寂びた山荘の中で、1組の男女が2人の人間を惨殺するのを偶然にも目撃し、更に彼ら犯人の罪状を説明するに十分な証拠を手にいれた。そこでチックはこれを利用して名声を挙げようと考えたのである。彼自身が殺人犯人を装って警察に自分を疑わせるような形跡を故意に作り、一方できる限り自分の逮捕を長引かせ、彼が署名した該事件の真相を書いた原稿を新聞に掲載して大金にありつこう、という献立であった。そして彼の計画通りにことが運んで彼が逮捕された暁には、メエリイが保管している証拠を突然提出して真犯人を挙げようというのだ。このチックの考えは、思惑通りとなり、彼は逮捕され、取調べられ、公判となり、有罪の判決が下ろうとした。で想定通りにメエリイは例の証拠物件を携えてチックの許へ届けに行く途中真犯人フレッド・ダイクスが現れて証拠物件をメエリイの手から奪い去ってしまった。チックは犯さない殺人の罪に陥らねばならぬ羽目となったが、ダイクスの情婦ルイズ・ランドの改悛の告白により、危ういところでチックは無罪となった。チックもこれに懲りてもう危ない芸当はしまいと決心し、メエリイの愛を得て幸福な平和な生活に入った。

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作品データ

原題
Roadhouse Murder
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
千鳥興業社
初公開日
1932年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社