三人の生霊:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
三人の生霊
三人の生霊
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三人の生霊

1929年公開
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フレデリック・S・アイシャム作の舞台劇を「アパートの殺人」「赤新聞」のマックス・マーシンが改作して台詞を書き、ヘレン・ホーレットが脚色し、助監督から昇進したソーントン・フリーランドが処女作品として監督し、ロバート・プランクが撮影した。出演者は「薫る河風」のジョーン・ベネット、「ビッグ・ハウス」のロバート・モンゴメリー、「モンテカルロ」のクロード・アリスター、「泥人形」のチャールズ・マクノートン及びベリル・マーサー、「続フーマンチュー博士」のシェイル・ガードナー、ジョスリン・リー等である。

ストーリー

休戦条約が結ばれる数日前、ドイツ軍の捕虜収容所を脱走し、密航して英国へ帰った3人の戦友があった。彼らは3人とも戦死者と記録されていた。その1人アメリカ人のフォスターは故国で窃盗の嫌疑を受けていて、米国の探偵は彼の所在を捜索していた。ロンドン児のジミー・ガビンスは酒飲みの母親が、彼の死の誤報によって得た保険金を飲み尽くしたあとだし、もう1人のスプーフィーは弾禍によって記憶を喪失してしまっていたので、3人は信ぜられているとおりに死んだものとして暮らした方が得策とする立場にあった。かくて3人の生きた幽霊はジミーの貧民窟の隠れ家に住んでいた。そのうちジミーの母はフォスターは5000ドルの懸賞金付きで捜索されていることを聞き出して、ひと飲みしようと密告を企てる。無意識に他人のものを持ち出す病気を持っているスプーフィーは、町を歩いていて宏壮な一邸宅を見て病気がおこり、その家へ入り込んで立派な着物を着、宝石をとり、赤ん坊までも連れてかえって来た。おりからジミーの母の密告で懸賞付きアメリカ人の逮捕に来た警官は、ロンドン中を騒がせているライセスター卿邸の赤ん坊紛失事件の犯人を見いだして、アメリカ人どころの騒ぎではなくなった。スプーフィーは捕えられるとき頭をぶって記憶を回復し、赤ん坊の真偽をみさだめに来た夫人を相会して、大喜びに喜んだ。またフォスターは彼が莫大な遺産相続人になっていること、問題の窃盗の汚名も賠償すればあ消滅すること、を告げられた。フォスターは船中で知り合い恋仲となったローズ・ゴードンと結婚し、ジミーもペギーという恋人をえた。

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作品データ

原題
Three Live Ghosts
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
ユーナイト映画社
初公開日
1929年
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ映画


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