劔岳 点の記|MOVIE WALKER PRESS
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劔岳 点の記

2009年6月20日公開,139分
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新田次郎の同名小説を浅野忠信をはじめ、名優たちの共演で映画化したドラマ。日本地図完成のため、誰も登頂に成功したことのなかった危険な山、剣岳に挑んだ男たちの姿を描く。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

明治40年、陸軍陸地測量部の柴崎は軍隊の威信のために、危険な山、剣岳の初登頂と測量を完遂するように命じられる。案内人の長次郎ら7人で剣岳に挑む柴崎だったが、雪崩や暴風雨などの困難が測量隊の行く手を阻む。

作品データ

製作年
2008年
製作国
日本
配給
東映
上映時間
139分

[c]2009「劔岳 点の記」製作委員会 [c]キネマ旬報社

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映画レビュー

4.0
  • rikoriko2255

    元電気メーカー社員

    5.0
    2009/8/10

    個人的趣味もありますが満点。 30代の頃、毎年のように北アルプス一帯を歩いた私としてはたまりません。 良い意味で非常にマニアック。内容としては、近代日本で最初に剣岳登頂に成功した、陸軍測量隊による測量の模様を、同時期に登頂を目指した山岳会とのライバル関係を交えて再現した(だけの)、飾り気の無いクソ真面目な映画ですが、本当に山や自然が好きなスタッフが結集しなければあそまでの撮影は出来ないでしょうし、役者さん達を本気にさせることもできなかったでしょう。 とにかくワンカットワンカットの、風景描写の美しいこと。風景描写だけでも金払って見る価値あり。山岳写真としてはありがちなカットですが、そのカットを撮るためだけに選んだような撮影場所と天候。そして、明治時代の装備での登山シーンも実際剣岳の壁面で撮影している。 安全に撮影を終えるための手間隙は生半可なものでは済まなかったはず。 (教育映画としては、文句なしに世界に誇れる内容ですが)ただひたすら真面目なだけの、地味な物語に、それこそ日本映画界の総力を挙げたような丁寧な映像造り。脚本、演出、演技も、日本映画としては充分平均点以上でしょう。 どう考えても大した興行成績は見込めない話に、これほど本気に取り組んだ出演者、スタッフ、スポンサーに拍手!! 大道具小道具の時代考証の丁寧さも、日本映画の中では突出していたと思います。完璧に大衆観光地化された室堂周辺のロケで、現代のモノがカメラアングルに入っていなかったのは見事。山を撮影したシーンでも、現代の登山道が丸見えのカットは見当たりませんでした。 こういう映画もなくちゃいけないと思います。

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  • rikoriko2255

    みお

    4.0
    2009/7/21

    ほんとに、「剣岳」って、剣をさしたようにギザギザトゲトゲの山なのだと、実感した。 あの、山の自然の色。 これが、絵や写真だったら、うそでしょ、こんな色あるわけないって思うほど、それこそ不自然なほど、鮮やかな色。 それは、是非とも、大きなスクリーンで見てほしい。小さなテレビの(最近は大きいけれど)画面では、もったいない。 本来は、日本地図を完成させるための測量だったはず。 それが、軍部の「体面」ってやつで、いつの間にか、「初」登頂競争が目的となってしまっている。 しかし、そんな外野の声をよそに、「技術屋」達は、一つずつ確実にやるべき仕事をこなしていく・・・。 剣岳登頂をメインにすれば、物足りない作品かもしれない。 でも、この作品は、あくまで、明治という、物資も装備も現代とは比較にならない過酷な状況下で、 もくもくと仕事をこなしていった先人達の話であると、思う私には充分感じるもののある作品です。

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  • rikoriko2255

    McCOY

    4.0
    2009/6/24

    木村大作監督が「妥協も後悔も一切ない!」と言い切ってらっしゃったのに感銘を受けて劇場へ足を運びました。 テレビ番組などのPRを拝見し、大変だったのは想像に難くないけどそれにしても大変だった大変だった言いすぎなんではないかと思っていたんですが、少なくとも「CGないよ!」というのは何を措いても仰りたかっただろうというのが観ればわかります。「日本でまだ見られるんだこんな景色が!」「どうやって撮ったの??」という画がばんばん出てきます。 実話を辿っているだけに記録映画のようなところもあり、何かと想像力の必要な作品かとは思います。どれだけ凄い画を見せられても、空調のきいた映画館の椅子に座っている観客に登山の大変さは実感できません。ドラマだったら抱きあって涙するような場面を妙にあっさり流されたりして物足りなく感じるかもしれない。でも、100年前の人たち凄かったなあって、これ観て思えなかったらちょっと寂しいですよやっぱり。 一般人よりは体力あるだろうけど所詮は都会暮らしになじんでいるだろう役者陣の「つくってない」表情が佳いです。とにかく、創ったひとたちがなりふり構わず「オレたち凄いもん創りましたから!」と口を揃えて叫べる作品ってそうそうないと思う。たいへんな企画にこれだけ大勢のひとが参加してしまったというのが、何より素晴らしいことだと思いました。 それはそうと、明治の山男たちはもちっと力強い足取りで登ったんじゃないかな(笑)。

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  • rikoriko2255

    ホルン

    3.0
    2009/6/22

    スクリーンで見る立山連峰はとても雄大で、美しく、ときには厳しい表情を見せてくれ、堪能できました。 ただ、ストーリーとしては、単純で、登場人物の内面を描きだすには至らなかったようにも思えます。

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  • rikoriko2255

    ミチさん

    4.0
    2009/6/21

    『モンゴル』の浅野忠信、『トウキョウソナタ』の香川照之、『悪夢探偵』の松田龍平と来れば、いかにも男くさい映画だということが分かります。 時代は明治、日露戦争に勝ち、ようやく国際的にも認められて来た日本が、地図上の空白を埋める為に、剱岳登頂を目指す! ウソ混じり気の無い、自然の美しさ、厳しさに息を呑みます。 しかし、何故音楽がビバルディやアルビノーニなのか、理解に苦しみます。まさかアルプス登山にひっかけている訳でもないでしょうが、せっかくの「和」の世界がイタリア料理のもてなしでは。音楽は池辺晋一郎となっていたが、Wikiを見ると、木村監督の選んだ曲を指揮しただけらしい。ウソでしょう?池辺ならもっと良い曲が書けたのでは・・・。その点、残念!私が制作に関与していれば・・・、夢物語ですが。 さて、ヘルメットは第一次大戦で使用されるようになった為、この時点での未使用は正しい。登山靴なんて当然ナシ。また、テントも天幕とか言っており、これもおそらく正しい言い方なのでしょう。当時の風俗を限りなく、そのまま再現したのに、音楽の使用だけが疑問です。

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  • rikoriko2255

    barney

    4.0
    2009/6/4

    美しく過酷な大自然、映像がとてもきれいでした。 これだけの映像をよくカメラに収めたものだと感心。 下手すると命を落としかねない危険な中、ただ地図を作るためにあそこまでするか~って、これが実話だから驚き!! 上からはプレッシャー、でもあんなに頑張れるのは、ロマンなんでしょうか。 昔だから、テントもろもろ荷物がいっぱい!! 山岳隊は舶来物の装備でとってもコンパクトだったけど、あんな格好で登山する??? 登山らしからぬ格好(;一_一) 芳太郎の妻役にあおいちゃんが出てましたけど、かわいらしくって癒されました~ぁ。

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