アラン・ラッド
Shane
「生きるためのもの」のジョージ・スティーヴンスが製作監督に当たった心境的西部劇で1953年の発売。ジャック・シェーファーの小説から「果てしなき蒼空」の原作者A・B・ガスリー・ジュニアが脚色し、「腰抜けモロッコ騒動」のジャック・シャーが台辞を追加した。テクニカラー色彩の撮影はロイヤル・グリグス、音楽は「戦う雷鳥師団」のヴィクター・ヤングの担当である。主演は「砂漠部隊」のアラン・ラッド、「西部を駈ける恋」のジーン・アーサー、「三銃士(1948)」のヴァン・ヘフリンで、子役のブランドン・デ・ワイルド、「突然の恐怖」のジャック・パランス、「三人の名付け親」のベン・ジョンソン、「アリゾナの勇者」のエドガー・ブキャナン、エミール・メイヤー「暗黒の恐怖」、エライシャ・クック・ジュニア「犯罪王ディリンジャ」、ダグラス・スペンサー「インディアン征路」、ジョン・ディアクス「マクベス(1948)」、エレン・コービー「恐怖の一夜(1950)」などが共演している。2016年4月9日よりデジタルリマスター版を全国順次上映(配給:東北新社)。
※結末の記載を含むものもあります。
頃は1890年。初夏。ワイオミングの高原に1人の旅人(アラン・ラッド)が漂然とやってきた。男は移住民の1人ジョー・スターレット(ヴァン・ヘフリン)の家で水をもらい、家族の好意で1晩泊めてもらうことになった。男は名をシェーンと名乗った。妻マリアン(ジーン・アーサー)、1人息子ジョーイ(ブランドン・デ・ワイルド)と3人暮らしのジョーは、かねて利害の反する牧畜業者ライカーに悩まされていたので、冬まででも働いてくれないかとシェーンに頼んだ。シェーンは、何か心に決めたことがあるらしく、町の酒場でライカーの手下から喧嘩を売られたときも、相手にならなかった。図に乗ったライカー一味は、シェーンが再び酒場に現れたとき、また彼に絡み、今度は彼も応えて乱闘が始まり、シェーンはジョーの応援を得て群がる相手を叩き伏せ、酒場を引き揚げた。怒ったライカーはシャイアンから人殺しの商売のウィルスンという男を呼び寄せ、移住民の1人、短気なトリーがウィルスンのピストルの最初の犠牲となった。ライカーに農場の明け渡しを要求され、農民一同のために命を捨てる決心をしたジョーは単身敵の酒場に乗り込もうとしたがシェーンがそれを止め、肯ぜぬジョーを殴って気を失わせて、マリアンに別れを告げた。馬に跨って敵地に歩みを進めるシェーンの後ろ姿をジョーイ少年が追った。酒場で、さすがのウィルスンも一瞬早いシェーンのピストルに斃れた。殆ど同時に3発目の弾がライカーを倒していた。酒場を出ようとするシェーンの後を狙ったライカーの弟も一瞬のうちに命を失った。酒場の表に立つジョーイに、立派な男になれ、といって、シェーンは馬にのって去って行った。その後ろ姿に呼びかけるジョーイの叫び声が、ワイオミングの荒野にこだまして――。
Shane
Mrs._Starrett
Mr._Starrett
Joey_Starrett
Wilson
Chris
Lewis
Ryker
Torrey
Mr._Shipstead
Morgan
Mrs._Torrey
Grafton
Atkey
Mrs._Shipstead
Wright
Johnson
Susan_Lewis
Howells
Mrs._Lewis
Mrs._Howells
監督、製作
脚色
台詞
原作
撮影
テクニカラー・カラー・コンサルタント
音楽
美術
美術
編集
編集
録音
録音
Shane™ & Copyright [c]2016 by Paramount Pictures Corporation. All rights reserved. [c]キネマ旬報社
名画って言われる作品はやっぱりいいですね。
シェーンのカッコ良さが輝いてます。
シェーンの早撃ちには恐れ入りました。
ストーリーは単純なものなんですが
銃社会への警笛を鳴らす内容にもなっており、
そういう意味ではこの時代でも深い作品だと思います。
アラン・ラッドは大きくない身体ですが
アクションも迫力満点でがんばってました。
何と言っても有名なラストシーン。
「シェーン! カムバック!」を
心の中で一緒に叫んでしまいました。
ラストシーンは有名ですね。
強い男が一人でやってきて町の問題を解決して去っていくのが西部劇。
シェーンは線が細いのであまり強そうに見えない。でも強い。
能ある鷹は爪を隠す。強い人ほど威張らない。自分に自信のある人ほど謙虚。
西部劇のヒーローはストイック。ケンカは強いし早撃ちもすごい。
保安官がいてもいなくても無法者が必ずいるのが西部劇。
力で人を制する者は新たな力に制せられるのに・・。
やっぱり平和が一番。
・西部劇好きな方
・根無し草な方
・強い男が好きな方
にお勧めです