宿命の窓:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
宿命の窓
宿命の窓
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宿命の窓

1933年公開
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「世界ボクシング王」「エスキモー(1934)」のW・S・ヴァン・ダイクが監督した映画でコスモポリタン誌連載のアーサー・S・ローシュ作の長編をフランセス・グッドリッチとアルバート・ハケットが共同脚色した。主演者は「四十二番街」「流れる青空」のワーナー・バクスターと「世界ボクシング王」「カイロの一夜」のマーナ・ローイで「舌戦速射砲」のチャールズ・バターウォース、「スター悩殺」のメイ・クラーク「暁の暴風」のフィリップス・ホームス及びC・ヘンリー・ゴードン、「豚児売り出す」のナット・ペンドルトン、マーサ・スリーパー、ジョージ・E・ストーン等が助演している。キャメラは「風来坊」のルシエン・アンドリオと「爆弾の頬紅」のハロルド・ロッソンが共同して担当。

ストーリー

金満家の弁護士ジャクソン・デュラントはニューヨークで名うてのギャングの親分トニイ・ギャゾッチを死刑の罪から助けてやった。このことによって彼はその周囲の社交界の人々に厭み嫌われるようになり許婚のスウ・レオナードも彼との結婚を拒んで彼の友人トム・シンドールと婚約を結んだ。トムにはミミという恋人があったが、スウとの結婚の邪魔になるので別れてくれと穏やかに頼んだ。ミミは昔の愛人でギャゾッチに対抗するギャングの親分ジム・クレリマンのもとへ返った。その晩クレリマンのアパートの屋上でミミとトムとが対話中ミミは射殺され、トムは直ちに下手人として拘引された。事情を知ったデュラントはトムが明らかに犯人でないことに見込みを付け真犯人の追究を始めた。命の恩人デュラントのためにギャゾッチも一肌脱いでクレリマンのことを良く知っているガーティー・ワクステッドなる女性を彼に紹介した。ガーティーの供述によってデュラントはクレリマンのアパートの屋上を見下ろす隣家はクレリマンの所有でそこには彼の小分が大勢住んでいること就中マートッチなる乾分の部屋の窓からすぐ目の下にクレリマンのアパートの屋上庭園が見下ろされることを突き止め、策を弄してマートッチをその部屋に襲い、彼がミミ殺しの真犯人であることを自白させた。一方クレリマンをその筋の手に引き渡すべく一命を賭してクレリマンの家に乗り込んだのはギャゾッチとガーティーだった。警官が駆け付けた時はギャゾッチはクレリマンと刺しちがえて死んでいた。しかしスウとトムはめでたく結婚し、ガーティーとデュラントの間には愛が芽生えたのである。

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作品データ

原題
Penthouse
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社