死の本塁打:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
死の本塁打
死の本塁打
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死の本塁打

1934年公開
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「土曜日の大観衆」のエドワード・セジウィックが監督に当たった野球劇で、「七万人の目撃者」のコートランド・フィッツシモンズの原作を「あたしは別よ」のハーヴェイ・シュウと「快走艇」のラルフ・スペンスがジョセフ・シャーマンと共同して脚色した。主演者は「ロスチャイルド」「土曜日の大観衆」のロバート・ヤングと「大陸非常線」「第三の恋」のマッジ・エヴァンスで、「宿命の窓」のナット・べンドルトン、及びC・ヘンリー・ゴードン、「駄法螺男爵」のテッド・ヒーリー、「キャバレエの鍵穴」のポール・ケリー、「舌戦速射砲」のデヴィッド・ランドー、ジョー・ソーアズ、デウィット・ジェニングス等で、撮影は「麦畑を荒らす者」「めりけん音頭」のミルトン・クラスナーの担当である。

ストーリー

セントルイス・カーヂナルス野球団の持ち主ポップ・クラークは引き続く非運からヘンリイ・エインスリーに無理な借金をしてテキサスで鳴らした若手投手ラリイ・ケリイを雇い、今年こそ制覇を我が手に握ろうと背水陣を敷いたので、彼はなおさら一生懸命だった。クラークの娘フランセスはチームの秘書として働いていたが、新人のラリイを密かに憎からず思った。しかしシーズンの済むまではその事を内緒にした。チームの誰彼は美しいフランセスに興味を持っていたが中でも強打者のダンクは彼女と親しかった。したがってラリイとダンクは事々に反目したがカーヂナルスチームの成績は俄然よく有力な優勝候補者になった。その時ラリイは自動車事故で負傷して当分静養を余儀無くされ、しかもその事故が故意にたくまれた事が判った。新聞記者のジミイはそれを大博打うちのカーンズ一派の仕業と睨んだ。さらに大きな悲劇が球場で行われた。すなわちダンクが決勝の1点をとるべく本塁に殺到する際何物かの放った銃弾の的となって非業の死を遂げた。続いて投手のヒギンスと捕手のホーガンがいずれも試合場で絞殺、毒殺の厄に会った。このためにチームは恐慌状態に陥ったが肝心の優勝戦に今一歩というところなのでラリイは死を賭して最後の1戦に最も危険な投手のプレートを踏むべく決心した。彼の身は果たして殺人者の狙う所となったが、彼の慧眼は早くも下手人を見破り逆に猛球を頭部に投げつけて意外な犯人に致命傷を負わし、試合には立派に優勝し、重ねてフランセスの手を握る事も出来た。

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作品データ

原題
Death on the Diamond
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
M.G.M映画


[c]キネマ旬報社